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ビジネスマッチングの仕組みとは?成功につながるポイントまとめ

By 松田聡子

|
2021.11.22

事業の発展には、自社に合った取引先との出会いが必要不可欠です。しかし、自社のネットワークだけでは、理想的な取引先とのマッチングは困難でしょう。 そのような課題の解決手段の1つにビジネスマッチングの利用があります。この記事ではビジネスマッチングの仕組みやメリット、成功のポイントなどを解説します。

企業を結びつけるビジネスマッチング

ビジネスマッチングとは、ビジネスパートナーを求める企業に商談の機会を提供すること、または企業と企業を結び付けるサービスを意味します。企業にはさまざまなニーズがあり、そのニーズを満たす取引先が求められているのです。以下、ビジネスマッチングのニーズ例をまとめました。

  • 「自社商品を売りたい」と「良い材料を仕入れたい」

  • 「経営課題を専門家に相談したい」と「企業の悩みを解決したい」

  • 「人材を確保したい」と「人材を紹介したい」

  • 「自社に足りない技術やノウハウが欲しい」と「技術やノウハウを提供したい」

どのように提供されているのか?

ビジネスマッチングは主に展示会や交流会などのイベントと、プラットフォーム型のビジネスマッチングサービスによって提供されています。

交流イベント

ビジネスマッチングを提供する場の1つに自治体や経済団体、民間企業が主催する商談会や展示会のような交流イベントがあります。対面イベントのメリットは、直接の商談ができるためお互いのニーズが合えば取引が成立しやすい点です。しかし、関心のあるイベントに都合がつかず、なかなか参加できない場合もあるでしょう。また、新型コロナウィルス感染症の影響で、対面型の交流イベントは減少傾向にあります。

ビジネスマッチングサービス

プラットフォーム型のビジネスマッチングサービスは、インターネットを通じて提供されています。インターネット上のサービスのメリットは、外部に出向かなくてもマッチングを行えることです。会社にいながらでも多種多様な企業の中から、自社に必要なビジネスパートナーを探せるのは大きな魅力といえます。

ビジネスマッチングのメリットとは


ビジネスマッチングの活用を検討する企業にとって、メリットの理解は重要です。ここでは、ビジネスマッチングを利用した際に期待できるメリットについて解説します。

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ビジネスパートナーを効率よく探せる

ビジネスマッチングの最大のメリットは、多くの企業の中から取引先を効率的に探せることです。ビジネスパートナーを効率よく見つけることができれば、取引の量も増え自社の業績アップにつながります。新設企業やベンチャー企業などは企業同士のつながりが少なく、ビジネスチャンスの獲得が容易ではありません。そのような企業にとって、ビジネスマッチングは新たな取引先を獲得する有力な手段の1つになるでしょう。

自社にないノウハウを補える

ビジネスマッチングで企業と企業が協業すると、自社にない技術の補填が可能です。受注した業務に対し、自社内の技術やノウハウが不足するケースも考えられます。たとえばシステム開発などで、特定の言語を扱えるエンジニアがいない場合などです。
このような場合も、ビジネスマッチングを活用すれば効率よく必要なスキルを持つエンジニアをアウトソーシングできます。活用方法によっては自社に足りない技術や知識を補えるため、業務の拡大や業績アップにつなげられるのです。

他社のブランドを活用できる

大手企業や知名度の高い企業と協業すると、相手企業のブランド力を借りられます。他社のブランド力を活かして自社の信頼度を向上させ、新規顧客の獲得や既存顧客からの取引拡大を狙うのです。有名企業のブランド力の活用は、お金のかからないマーケティング手法といえます。

新しい技術などの情報が得られる

ビジネスマッチングで企業同士が結びつくと、競合する企業の製品や技術やノウハウなどの情報が入手しやすくなります。同業他社の製品やサービスなどがわかれば、自社の商品戦略などで他社との差別化も図りやすくなるでしょう。他社とのつながりの少ない企業にとってビジネスマッチングは、業界の情報を得る有効な手段です。

コスト削減につながる

ビジネスマッチングで新たな仕入れ先ができると、コスト削減などにつながります。たとえば製造業では、価格・品質ともに一定の水準以上の材料を安定的に仕入れなくてはなりません。より安価で高品質の材料を供給してくれる取引先の確保ができれば、コスト削減や品質向上などの効果が期待できます。

売上拡大が期待できる

新たな販売ルートを求めてビジネスマッチングを利用すると、効率的な売上拡大が見込めます。優れた製品を製造している企業でも、販売ルートが乏しければ業績を上げられません。その場合、多くの販売ルートや専門性に特化した販売ルートを持つ企業とのマッチングによって、効率的な売上拡大が見込めます。

設備投資をせずに生産量を増やせる

ビジネスマッチングを利用すると、設備投資をしなくても自社製品の生産量を増やせます。たとえば製造業なら突然大量の受注が発生し、自社では生産が間に合わないケースも少なくありません。そのような場合に同じ製品を製造できる企業と提携しておけば、生産量を増やせるため受注の機会を逃さずにすむでしょう。ビジネスパートナーにも売上が発生するため、双方にメリットのあるマッチングです。

気をつけるべきビジネスマッチングの注意点


ビジネスマッチングのメリットは数多くありますが、利用にあたっての注意点もあります。以下にて、確認していきましょう。

相手との合意がなければマッチングは成立しない

ビジネスマッチングの役割は、企業同士の出会いの場の提供にすぎません。取引したい企業との商談の成立までをサポートするわけではないことを頭に入れておいてください。マッチングした企業同士の話し合いで条件などを交渉し、折り合いがつかなければ商談は不成立です。常に誠意をもって交渉し、ビジネスパートナーとして良好な関係が築けるように努力しましょう。

目的に合うビジネスパートナーが見つからない場合もある

ビジネスマッチングを利用したからといって、必ず希望するビジネスパートナーが見つかるわけではありません。その場合、ビジネスマッチングのタイミングや、自社の提示する条件を見直すのも1つの方法です。希望に合わない相手との取引は避けたほうが賢明でしょう。

マッチングでつながっただけでは相手先の実態はわからない

ビジネスマッチングサービスに登録している企業の情報は、その企業からの自己申告をもとにしています。相手企業が小規模だったり遠方だったりする場合、開示された情報をそのまま信じるのは危険かもしれません。取引のリスクを軽減するには相手企業について調査し、希望に合う取引先かを見極める必要があります。

成果がすぐに出るわけではない

理想的なビジネスパートナーが見つかったとしても、マッチングする内容によっては成果を出すために時間を要する場合もあります。マッチングの効果を早期に得るためにはパートナーとビジネスプランを作成し、役割分担を明確にすることが大切です。

ビジネスマッチングの流れを知ろう


ここでは、プラットフォーム型のビジネスマッチングサービスを利用する場合の流れを解説します。具体的なケースとしては商品やサービスを発注したい場合と、受注したい場合があります。いずれの場合も、ビジネスマッチングサービスに登録することがスタートラインです。

商品やサービスを発注したい企業の場合

「仕入れ先を探している」「業務をアウトソーシングしたい」など、他社に仕事を依頼したい場合は希望に合う企業を探します。ビジネスマッチングサービスでは、登録された企業の事業内容や技術、過去の実績などの閲覧が可能です。公開された企業情報をもとに、取引したい企業に目星を付けたらマッチングサービスを通じて問い合わせをします。相手企業から返信があったら商談のスタートです。交渉がまとまれば商談成立となります。

商品やサービスを受注したい企業の場合

自社の商品やサービスを受注したい企業の場合は、自社の情報を登録して企業からの問い合わせを待ちます。基本的な企業情報や受注に向けて他社にアピールしたい情報を公開して、問い合わせにつなげましょう。企業から連絡があり、問題がなければ商談に進みます。条件が折り合った場合は商談成立です。

ビジネスマッチングを成功させる3つの方法

ビジネスマッチングは自社の一方的な希望だけでは成功しません。ここでは、ビジネスマッチングを成功させる主な3つの方法を紹介します。

お互いがWin-Winの関係になること

ビジネスマッチングでは、企業同士がWin-Winの関係になることが最も重要です。そのためには自社の利益ばかりを追わず、相手にとってもプラスになることを考えましょう。お互いにメリットのあるパートナーシップを構築できれば、双方のビジネスに長期的な発展が期待できます。

相互理解の努力が必要

優れた技術やノウハウを持つベンチャー企業や中小企業にとって、ビジネスマッチングはビジネス拡大のための有効なサービスです。知名度の低い企業がビジネスマッチングを成功させるには、自社をよく知ってもらう努力が欠かせません。自社の製品やサービスが相手企業のどんな経営課題を解決するのか、どのように貢献できるかをじっくり伝えましょう。また同様に、相手企業をよく知ることも大切です。相手企業の悩みや要望を理解して、信頼関係を築いていきましょう。

需要があるジャンルの製品やサービスを開発する

ビジネスマッチングで自社の商品やサービスの販売先を拡大したい場合、需要があるジャンルを選ぶことが大切です。世の中から必要とされない商品やサービスを売るためにビジネスマッチングを利用しても、声をかけてもらう可能性は低いでしょう。日ごろから市場のニーズをリサーチして、需要のある製品やサービスを開発することはビジネスマッチングを成功に近づけます。

まとめ

ビジネスマッチングは、自社の希望に合う取引先を見つけるために有効な手段です。有効活用できれば理想的なビジネスパートナーを見つけ、事業発展の足掛かりを掴めるでしょう。西日本フィナンシャルホールディングスの『Big Advance』なら、全国の金融機関の連携により地域の垣根を超えたビジネスマッチングサービスを利用できます。マッチングの依頼は24時間可能です。さらに、ビジネスマッチング以外にも福利厚生や士業相談など、中小企業をサポートするサービスが月額3,300円(税込)で利用できます。興味がある人はぜひ確認してみましょう。

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