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Googleアナリティクス4(GA4)とは?機能の特徴から基本の設定方法を解説!

By renew編集部

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2022.03.25

Googleアナリティクス4(GA4)を使ってみたいけど、ユニバーサルアナリティクス*から移行するか迷っている人は多いのではないでしょうか。今回は、Googleアナリティクス4の特徴やメリット、設定方法について詳しく解説します。

*ユニバーサルアナリティクス・・・Googleアナリティクス(Google社が無償提供するWebサイトのアクセス解析サービス)の最新バージョンになります。

Googleアナリティクス4とは

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Googleアナリティクス4には一体どのような特徴があるのでしょうか。ここでは概要について説明していきます。

GA4はGoogleアナリティクスの最新版

Googleアナリティクス4(GA4)は、2020年(令和2年)にリリースされた、Googleアナリティクスの最新版のことです。

前バージョンであるユニバーサルアナリティクスは、長期間最新版として利用され続けました。しかしWebサイト以外にも解析すべき項目が増えた結果、対応に限界があるとして遂にリニューアルされたのがGA4です。

アプリやYouTubeのアクセス解析に対応

Googleアナリティクスは、サイトのアクセス状況などを見える化する非常に重要なツールです。GA4はその中でもアプリやYouTubeなど、サイト以外のアクセスにも対応したバージョンとなります。

これまでセッションを中心に計測されていた方法から、ユーザーを中心とした計測に変わったほか、より便利に使えるようにさまざまな仕様が追加されています。

ユニバーサルアナリティクスとの機能の違い

GA4のリリースまでは、「ユニバーサルアナリティクス」というバージョンが長期間主流でした。今でもサポートは継続しており、使い勝手のよさからユニバーサルアナリティクスを使っている企業も多いです。ここからは、GA4がユニバーサルアナリティクスからどのように変化したかを解説します。

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計測方法が「イベント」に統一

ユニバーサルアナリティクスとの最も大きな違いは、アクセスの計測方法が「イベント」に統一されたことです。ユニバーサルアナリティクスでは「セッション」「イベント」「ページ」など、さまざまな項目で計測が行われていました。しかし、Webの発展に伴って計測すべき指標が大幅に増加したのです。従来の計測方法ではデータの収集・管理が難しくなったことから計測方法を統一し、計測の効率化を実現しています。

GA4でも、セッションなどユニバーサルアナリティクスで重宝されていた計測自体は残っています。また、これまでは実装が難しかった以下のものもイベントの1つとして実装されているのです。

  • スクロール数

  • YouTubeのクリック数

  • ファイルのダウンロード数 など

プライバシーへの配慮

ユニバーサルアナリティクスでは、Cookieを使ってデータを取得していました。しかし、GDPR(EU一般データ保護規則)やCCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)などでプライバシー保護の強化が進むにしたがって、十分なデータを集めるのが難しくなってきています。

GA4はクッキーレス化の流れに準拠し、機械学習に基づくデータ分析などで対応できるようアップデートされています。2023年7月1日にはユニバーサルアナリティクスのサポートが終了することと、Cookie廃止の流れを踏まえると、いまからでもGA4を試しに使ってみるなどのアクションが必要でしょう。

UIが大幅にリニューアル

計測方法の変更に伴って、ユーザーインターフェースも大幅にリニューアルされました。GA4とユニバーサルアナリティクスを見比べると、ホーム画面に表示されたメニューが大きく変わったことが分かります。

GA4では、「ライフサイクル」「ユーザー」「イベント」「探索」の4つのメニューに変更しています。ユニバーサルアナリティクスに慣れている人からすると、分かりづらい所は多いです。しかし基本的には機能は減ってはおらず、インターフェース上で以前と異なる場所に格納されている形です。

Googleアナリティクス4を利用するメリット

続いては、ユニバーサルアナリティクスではなくGA4を利用することによって得られるメリットを詳しく紹介します。

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Webサイトとアプリのクロスプラットフォーム計測

GA4の最大のメリットは、Webサイトとアプリのそれぞれで計測したログを合わせて評価できるところです。ユニバーサルアナリティクスにおいては、Webサイトは計測IDをサイトに導入すれば計測が可能でした。しかし、アプリはSDKを使って別途計測を行う必要があったのです。GA4ではWebサイトとアプリをそれぞれのデータストリームに分け、アプリのアクセス情報をFirebase経由で得て情報を統合できます。これにより、クロスプラットフォーム計測が可能となっているのです。

AIを活用した高度な分析を実現

GA4では、Googleの機械学習モデルを使うことで、AIによる予測機能が追加されました。予測機能を使えば、過去のデータをもとに「購入、離脱の可能性」と「収益」を予測でき、収益の改善に役立てられます。利用するには一定のユーザー数と計測期間を満たす必要がありますが、サイト運営戦略の重要な指標となりえるでしょう。

取得できるデータの種類が増加

収集できるデータの種類が増えたことも、メリットの1つです。「スクロール数」「動画のエンゲージメント数」「ファイルダウンロード数」などが挙げられます。これまでは計測するのにコードを書くなど準備が必要だった項目がチェック1つで使えるようになり、利便性が格段に向上しました。

生データが無料で利用可能に

GA4では、計測した生データを無料でダウンロードできます。これにより、BigQueryなどの分析ツールに生データをエクスポートし、より詳しいアクセス解析が行えるようになったのです。以前は有料版であるアナリティクス360でしか、生データがダウンロードできませんでした。小規模ユーザーには利用しづらかったため、データ分析の幅が一気に広まったといえるでしょう。

GA4の設定方法

ここからは、GA4の導入方法について解説します。

新しくGoogleアナリティクスに登録する場合

まず、初めてGoogleアナリティクスに登録する場合の設定方法です。

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1.アナリティクスにアクセス

Googleアカウントにログインした状態で、アナリティクスのサイトにアクセスしましょう。アナリティクスのアカウントは、Googleアカウントと紐づけられます。正しいアカウントでログインしているか、確認してから次に移ってください。

2.アカウントを作成

アナリティクスにアクセスすると、「計測を開始」というボタンがあります。クリックして、アナリティクスのアカウントを作成しましょう。まずは、アカウント名の作成からです。1つのGoogleアカウントで複数のアナリティクスアカウントを作成できるため、判別しやすい名前にするとよいでしょう。次に「アカウントのデータ共有設定」項目がありますが、問題ないようであれば全ての項目にチェックを入れてください。

3.プロパティの設定

プロパティ名も特に指定はなく、1つのアナリティクスアカウントに複数のプロパティを作成できます。後でわかりやすい名前を付けてください。また、レポートタイプは日本に、通貨は日本円に設定します。

ちなみに、ユニバーサルアナリティクスも同時に設定したい場合は、「詳細オプションを表示」をクリックしましょう。「ユニバーサルアナリティクス プロパティの作成」を選択してください。その後、WebサイトのURLと「Google アナリティクス 4とユニバーサル アナリティクスのプロパティを両方作成する」をクリックして次に進みましょう。

4.ビジネス情報入力

業種やビジネスの規模、Googleアナリティクスの利用目的を記載しましょう。特筆すべきことはないため、表示のとおりに記載すればOKです。ビジネス情報の入力が終わったら、作成ボタンを押しましょう。ポップアップで出てくる利用規約に同意すれば、アナリティクスの登録作業は終了です。

5.データストリームの設定

登録が終わったらGA4の設定画面が表示されますが、このままではデータの計測は行われません。データ計測を始めるには、データストリームの設定が必要です。Webサイトの計測を行う場合は「ウェブ」を選択し、URLとストリーム名を入力します。ストリーム名は任意の名前でよいですが、ウェブのストリームであることを明記するのがおすすめです。また「拡張計測機能」の欄は、こだわりがなければ有効にしたまま次に進みましょう。

6.グローバルタグを埋め込み

最後に、計測したいウェブサイトにグローバルタグを埋め込めば設定は終了です。データストリームを作成すると、「ウェブストリームの詳細」画面が出てきます。「タグ設定手順」にある「新しいページ上のタグを追加する」という欄の「グローバルサイトタグ(gtag.js)」と書かれた所をクリックしましょう。すると、HTML言語が表示されるので、そのままコピーします。

コピーしたHTML言語を、Webサイトの管理画面において、HTMLの<head>セクションに貼りつけると、アナリティクスがWebサイトのアクセス状況を計測できるようになります。

ユニバーサルアナリティクスにGA4を追加する場合

同様に、ユニバーサルアナリティクス登録済みのWebページにGA4を追加する場合の設定方法を解説します。

1.ユニバーサルアナリティクス上でGA4設定アシスタントを選択

まずは、ユニバーサルアナリティクスを開きましょう。ホーム画面が出たら、左下にある管理ページを開いてください。管理ページを開いたら、プロパティの欄にあるGA4設定アシスタントを選択します。

2.Googleアナリティクス4のプロパティを作成

GA4設定アシスタントを開くと、「新しいGoogleアナリティクス4プロパティを作成する」という項目があります。その項目にある「ようこそ」ボタンを押すと、GA4のプロパティが自動で作成されます。このとき、「既存のタグを使用してデータ収集を有効にします」というチェックボックスは、選択状態のままでOKです。

3.Googleアナリティクス4のページを開く

プロパティを作成したら、末尾に「GA4」とついたプロパティがアカウントに追加されます。このままではアクセスの集計が行われないため、「タグの設定」を行います。ユニバーサルアナリティクスをそのまま残し、GA4のプロパティを開きましょう。

4.データストリームの「測定ID」をコピー

タグの設定は、GA4のページ左下にある設定画面から行えます。設定画面が開いたら、右側の上から4番目にある「データストリーム」を選択します。データストリームの右上にある「測定ID」をコピーしてください。

5.ユニバーサルアナリティクスのタグ設定をGA4にも反映させる

測定IDがコピーできたら、ユニバーサルアナリティクスに戻ります。ホームから、左下の設定をクリックしてください。設定画面に移動したら、プロパティ項目の「トラッキング情報」を、出てきた選択肢から「トラッキングコード」をクリックします。「接続済みのサイトタグ」をクリックし、「接続するタグのIDを入力」にGA4でコピーした測定IDをペーストします。ここまでで設定は完了です。GA4でリアルタイム計測が始まっていれば、正常に計測が行われています。

まとめ

GA4はこれまでさまざまな指標で計測されていた内容が、イベントに統一されました。またWebサイトやアプリなどを横断した計測が可能となったほか、分析できる内容も増え、より便利で高機能になりました。ユニバーサルアナリティクスとも併用できるので、気になっている人は一度GA4を使ってみてはいかがでしょうか。


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