インタビュー

需要拡大に安定の高クオリティと低価格で応える株式会社保坂塗装店の強み【PR】

By 佐々木 恵美

|
公開日 2023.01.06
保坂塗装店

福岡市のJR吉塚駅近くにある株式会社保坂塗装店(保坂一正塗装店より社名変更)。創業75年の歴史を誇り、業務の対象エリアとしては福岡を中心に九州一円と山口エリアをカバーしています。同社の強みは「業務の幅広さ」「クオリティの高さ」「価格」の3つ。塗装業界には珍しく、職人を社員として雇用することで、お客さまにも社員にも誠実な姿勢を貫いています。3代目社長の保坂秀治さんに、会社の成り立ちから事業のこと、将来のことまで話を聞きました。

sponsored by 株式会社保坂塗装店

業務幅、高クオリティ、低価格の塗装店

――まずは会社設立の経緯から教えてください。

保坂:弊社は私の祖父・保坂留雄が1948年、福岡市東区で創業した会社です。祖父は長野県の出身で、朝鮮半島で農園をしていたのですが、敗戦によって着の身着のまま日本(福岡)へ帰国。福岡から長野へ帰るお金もなくて福岡にとどまり、たまたまペンキを塗っている人を見て、"自分もペンキ塗りの仕事ならできるかもしれない"と思ってはじめたのが創業のきっかけと聞いています。

戦後の復興に伴って仕事も増え、当時はリヤカーを引いて遠くまで仕事に行っていたそうです。1992年には父・功夫が代表に就任し、2017年に私が3代目社長になりました。

保坂塗装店

――長い歴史がありますが、子どもの頃から家業を継ごうと思われていたのでしょうか?

保坂:特に意識はしていなくて、福岡大学の法学部に進学したものの、一般就職するより家業を継いでみたいと、ふと思うようになりました。卒業後はいったん他の塗装業の会社に入って大阪本社と東京で働き、2003年に福岡に戻って保坂塗装店に入社しました。

――社名のとおり塗装業がメイン事業かと思いますが、現在の事業内容についても教えてください。

保坂:私たちの強みでもありますが、塗装はもちろんのこと内装・防水工事の多様なニーズに対応しています。一般住宅やマンション、ビル、ホテルの新築・改修をはじめ、マンションやビルの大規模修繕、店舗の内装、バスケットコートなどの特殊塗装、マンションやビル、プールの防水・塗床、工場や倉庫の遮熱・断熱、橋梁・公共施設などの土木塗装、家具の塗装まで手がけています。

主なお客さまは地元の工務店さんやゼネコンさん、中堅のゼネコンさん、マンションの管理会社さんなど対法人で、九州一円と山口エリアをカバーしています。

保坂塗装店
保坂塗装店

――本当に幅広い業務を手掛けられていますね。具体的にはどのような場所を手がけているのでしょうか?

保坂:特徴のあるところでは、本やCDなどのレンタルや販売を行う大手チェーンの福岡空港店を担当しました。ワークスペースのある店舗で、スタイリッシュに仕上げた壁が印象的だと好評いただいています。同じチェーンの天神にあるお店も手がけ、他には、福岡市東区にある大型レジャープールの防水塗装、バスケットコート、粕屋町にあるカーショップの外壁の動物イラストなどもあります。

ちなみに、弊社内のこの内壁は、塗料にコーヒー豆を入れて塗りました。コーヒーの香りがしばらく続くかなと期待したのですが、意外とすぐに消えてしまいましたが、いろいろとチャレンジもしています。もちろん天井も床も自分たちで塗っています。

保坂塗装店

▲社屋の壁

――オフィスの壁にコーヒー豆が入っているとは画期的ですね。塗装の仕事のやりがいはどのようなところでしょうか?

保坂:塗装は、手がける人によって下地から仕上げまで違いが出て、腕の見せどころがいっぱいあります。それによって唯一無二のものができることがやりがいですね。また、自分が手がけたものが街に形として残るのも魅力です。

――御社の強みについてもお教えください。

保坂:先ほどの「対応できる業務の幅広さ」に加え、「クオリティの高さ」「価格の安さ」の3つでしょうか。まず、一般的な塗装屋はマンションの塗装や住宅の塗り替えなど業務を絞っているところが多いのですが、弊社はあらゆる塗装に対応できます。大規模修繕を丸ごと請け負い、15階建てくらいまでなら自分たちで足場を組んで改修工事を行うこともできるのが弊社の強みです。

次に、「クオリティの高さ」には一層の自信があります。それは職人を社員として抱えているためです。塗装業はひとり親方や数人規模の会社が大半で、仕事を受けたら他の職人を集めて対応するのが一般的です。大手の場合でも外注して、実際に現場に入るのは孫請けの職人ということも。すると職人に支払われる金額が低くなり、どうしても早く業務をこなそうとしてしまいます。その点、弊社は社員6人と専属のひとり親方4人の計10人で仕事を回し、一つ一つの現場にこだわってクオリティを高めるように心掛けています。

そして最後に、「価格の安さ」です。大手企業に比べると、6割ほどの金額で請け負うことができます。実はつい最近、他社の請負金額を初めて知って驚いたのですが、他社は総務や営業、設計などの多くの社員を抱えているので当然高くなるそうです。一方で弊社は元請けの仕事が多く、基本的に社員などで対応するので、トータルの金額を抑えることが可能です。

保坂塗装店

――職人を社員化しているケースは珍しいのではないでしょうか?

保坂:はい、塗装業で職人を社員として抱えるのは非常に珍しいのですが、仕事のクオリティを保つためには重要なことだと思っています。お金の管理は私がするので、職人はいい仕事をすることに集中してもらっています。最近は大規模修繕に力を入れていて、お客様から「仕上がりが1番いい」と評価していただけることが励みになっています。

保坂塗装店

――社員にはどのような方がいて、どのような働き方をしているのでしょうか?

保坂:1人は60代のベテランで、あと5人は20代から40代です。社歴は一番長い人で15年、未経験から入ってきた20代の女性もいて、みんな誇りを持って意欲的に働いてくれています。ひとり親方はベテランぞろいです。

働き方としては、月に6日休みで、ある程度は休みたいときに休めるようにしています。私自身、残業が好きじゃないので、現場が追い込まれてどうしようもないとき以外、残業はなし。現場も17時には仕事を終わるようにしています。給与は結構いい方だと思います。

――社員の方を大切にされているのですね。

保坂:これからも少しずつ社員を採用し育てて、ずっと安心して働ける環境を整えていきたいと考えています。そうすることで仕事のクオリティを維持できて、依頼してくださるお客様の期待にも応えられますから。どんどん営業して仕事を取るというより、質の高い仕事をすることで次につながればと思っています。

保坂塗装店

需要拡大を見据えた将来展望

――これからの塗装業界はどんな見通しでしょうか。

保坂:建設業にはいろいろな業種がある中で、塗装業は今後も生き残っていく分野だといわれています。新築と改修の両方で必要になるからです。例えば、新築マンションの外壁は、以前は隅から隅までタイルを張ることが多かったのですが、最近は吹き付け塗装の要望が多くて塗り替えが必要になります。また、タイル仕上げでも目地に塗装したり、打ちっぱなしでも透明で塗ったりと、塗装はいろいろなところに施されているのです。

国の動きをみると、つい最近、防衛費が増額されました。そのことにより建物の改修や補強に大きな予算がついたため、弊社にも見積の依頼がきています。さらに福岡エリアでは天神ビッグバンという建て替えプロジェクトが進んでおり、弊社もこれから関わることになりそうです。中期的な見通しとして、塗装の仕事は確実に増えると見込まれます。

保坂塗装店

――御社の展望をお聞かせください。

保坂:国全体として職人が減る一方、福岡では塗装の需要が増える中において、自社で社員を抱えて安定して質の高い仕事をできることは、大きな強みになっていくに違いありません。これからも社員を少しずつ増やしながら、売上も拡大して、10年後には2倍ほどの規模になることを目指しています。

また、この10年以内のうちに少し郊外に広い土地を購入して移転できればと考えています。今は会社が福岡市内で駅からすぐという好立地で、倉庫もあり、駐車場を十数台借りているため経費がかさみます。郊外であれば工房スペースを作り、今やっている家具塗装も広げられると見込んでいます。堅実な経営を続けて、いずれ子どもが会社を継いでくれればいいなと願っています。

保坂塗装店

塗装といっても外壁だけではなく、床や天井、タイルの目地、スポーツ施設のコートなど、身近なところに塗装が施されていることに驚きました。福岡市内においては再開発が活発であり、需要が増える中で、社員育成から今後のことを考える同社の役割はますます重要になってくるのではないでしょうか。安価ながら高品質の保坂塗装店、注目です。

■会社概要
会社名:株式会社保坂塗装店
URL: https://hosakatoso.com/
TEL:092-621-0909
代表取締役:保坂秀治
所在地:福岡県福岡市東区馬出6-13-10

タグ
  • 保坂塗装店

Writer

おすすめの記事

対談記事【ビジネスのヒント】|斬新な新サービスを支えた企業と銀行の絆
続きを読む >

お役立ち

2025.02.06

対談記事【ビジネスのヒント】|斬新な新サービスを支えた企業と銀行の絆

経営に関する悩みや課題を抱える事業経営者の皆さまにとって、銀行の営業担当者は心強いサポーターの一人です。そこで、らいふくのーと編集部では、事業経営者と西日本シティ銀行の営業担当者にスポットをあててインタビュー。二人の出会いや、事業の成功までの道のりなどをざっくばらんにお話しいただきます。

【2025年】キャッシュレス決済導入に使える補助金・助成金5選
続きを読む >

お役立ち

2025.03.05

【2025年】キャッシュレス決済導入に使える補助金・助成金5選

感染症対策やインバウンド対策等の一環としてキャッシュレス決済への需要が高まるなか、キャッシュレス決済の導入を検討しているものの、コストが気になるという事業者様は少なくないでしょう。 そこでこの記事では、キャッシュレス決済端末を導入する際に活用できる主な補助金や助成金を紹介します。 ※記事内容は、2025年3月3日時点の情報です。最新の情報は、必ず省庁や自治体の公式HPをご確認ください。

IT導入補助金2025の変更点とは?拡充ポイントや制度概要を解説
続きを読む >

お役立ち

2025.03.04

IT導入補助金2025の変更点とは?拡充ポイントや制度概要を解説

事業者の業務効率化を支援する国の施策のひとつに「IT導入補助金」があります。 ITツールの導入を支援する制度で、これまで複数年にわたり公募を実施してきました。 さらに、令和6年(2024年)12月の令和6年度(2024年度)補正予算成立に伴い、今後の継続も決まっています。 そこでこの記事では、IT導入補助金2025で実施予定の拡充ポイントを交えて制度概要を解説します。 ※記事内容は、2025年2月3日時点の情報です。最新の情報は、必ず省庁や自治体の公式HPをご確認ください。

働き方改革に注力している企業ってどんなところ?|次世代ワークスタイル応援私募債「ミライへの路」
続きを読む >

お役立ち

2023.11.21

働き方改革に注力している企業ってどんなところ?|次世代ワークスタイル応援私募債「ミライへの路」

これから就職先を探している学生のみなさんにとって、どんな企業が自分にとって働きやすいのか、気になりますよね。そこで今回は、西日本シティ銀行が取り扱う次世代ワークスタイル応援私募債『ミライへの路*』を発行している企業のみなさんにご協力をいただき、その企業で実際に働いている若手の社員に直撃インタビュー。なぜ入社を決めたのか、実際に働いてみてどんな感じなのか、などをヒアリングしました。また、併せて、各企業の経営者にも、求める人材像や今後の展望などをお話しいただきました。取材に協力いただいた企業は、地元・福岡で働き方改革に注力している、優良企業ばかりです。ぜひ、就職希望先の候補の一つとして、働く先輩たちのリアルな声をご一読ください。

お菓子製造のOEMで福岡の製菓業界に新境地を開く。ATELIER S.e.n.s.e 中原浩雅さん
続きを読む >

インタビュー

2025.03.07

お菓子製造のOEMで福岡の製菓業界に新境地を開く。ATELIER S.e.n.s.e 中原浩雅さん

他社ブランドの商品を生産する"OEM"。受託企業は商品の製造に、委託企業は商品開発やPRに集中できるというメリットがあり、アパレルや自動車などのさまざまな業種で活用されていますが、食品業界でもOEMの商品は多く見られます。今回はそんな食品の中でもお菓子(焼き菓子)のOEM製造を手がける、「ATELIER S.e.n.s.e(アトリエ・センス)」代表の中原浩雅さんにインタビュー。福岡ではまだ希少なお菓子のOEMという業種で起業した背景には、中原さんの多彩な経験が深く関わっていました。

手書きの手紙で企業をサポート、さらにその先へ|株式会社RAPAS 陸守康汰さん
続きを読む >

インタビュー

2025.03.04

手書きの手紙で企業をサポート、さらにその先へ|株式会社RAPAS 陸守康汰さん

スポーツ業界でスポンサー広告の費用対効果をAIで可視化|株式会社NextStairs万井拓馬さん
続きを読む >

インタビュー

2025.03.03

スポーツ業界でスポンサー広告の費用対効果をAIで可視化|株式会社NextStairs万井拓馬さん

【ミライへの路に挑む企業】循環型の総合不動産企業として、社員もお客さまもハッピーに!|株式会社みらいコンシェルジュ
続きを読む >

お役立ち

2025.02.06

【ミライへの路に挑む企業】循環型の総合不動産企業として、社員もお客さまもハッピーに!|株式会社みらいコンシェルジュ

多様な生き方や働き方が広がりつつある現代。企業にはこれからますます、さまざまな人が働きやすい環境を整えることが求められます。社員の働きやすさを叶える企業の取り組みとは? この連載では、実際に働き方改革を積極的に取り組む企業で働く人や経営者にインタビュー。今回は熊本を基盤に不動産売買やファイナンシャルプランニング、保険の見直しなどの幅広い事業を展開する「CRAS(クラス)」を運営する「株式会社みらいコンシェルジュ」にお話を伺いました。