インタビュー

がん治療をサポートする製品で、医療業界と患者さんに貢献|株式会社 未在ADシステムズ【PR】

By 佐々木 恵美 |
公開日 2023.03.30

今や日本人の2人に1人がかかる「がん」。かつては不治の病として恐れられていましたが、たゆまぬ努力と研究によって日々進歩する医療技術と早期発見によって、進行を抑えられる時代になっています。そんながん治療の現場をサポートすべく、現場に寄り添った製品を独自に開発し、福岡から全国の病院に導入している会社があります。「未在ADシステムズ」代表取締役社長・平山義規さんに話を聞きました。

――会社の成り立ちについて教えてください。

医療現場をサポートする会社として、私の父が2007年に設立しました。当初は、父が開発した「注射薬自動払出装置」という装置を全国の大きな病院に導入したり、導入後にフォローしたりしていました。

――「注射薬自動払出装置」とは、どんなものでしょうか。

自動販売機をイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。病院で治療などに使われる注射は、複数の薬品を混ぜて作られています。注射を準備するために、薬剤師さんが院内で必要な薬品を集めます。それが煩雑で重労働だったため、自動化できないかと考えた父がチームを結成して研究開発の末に完成したのが、注射薬自動払出装置です。

大きな装置に在庫の薬品を入れておき、注射ごとにオーダーすると、必要な薬品がまとまって出てくる仕組みになっています。薬品はビン、袋、箱などさまざまな剤形がありますが、全てに対応できます。在庫の出し入れが容易だったり、在庫数の把握が簡単など、細かい使い勝手にも配慮しているところに長年のノウハウがあります。

弊社の製品には、必要な薬品が袋にまとまって出てくる「iPix-Aria.B」と、トレイに出てくる「iPix-Aria.T」の2種類があります。この2種類をご提供できるのはおそらく国内で弊社のみです。

――非常に素晴らしい製品ですね。薬剤師さんの負担を大幅に軽減して、ミスも防ぐことができます。

薬剤師さんにはこのような作業ではなく、本来の専門的な業務に注力いただくことができます。この製品が大変好評だったため、のちに大手が多数参入して全国の病院に普及していますが、最初に世に生み出したのは父をはじめ弊社のスタッフだったのです。今でも、袋にまとめるタイプの製品は弊社にしかないと思います。

――その後はどんな製品を開発されたのですか。

注射薬自動払出装置のシステムは、院内の電子カルテと連動して動きます。そこで弊社のシステムの技術力を知ったがん治療を専門とする医師が「抗がん剤化学療法をシステムで管理できないか」と声をかけてくれました。そこで生まれたのが「化学療法レジメンオーダリングサポートシステム」です。

抗がん剤による治療方法は実に多くの種類があり、それぞれ効果と安全性を高めるために投与量や順序、期間などが厳密に規定されています。この一連の治療計画を「レジメン」と呼びます。一般の薬に比べて、抗がん剤は投与量のわずかな違いでも重篤な副作用を起こす可能性が高く、お子さんが死亡したケースも報道されています。

弊社のシステムでは、医師が患者さんに合わせてレジメンを選ぶと、適切な投与量や順序、期間などの詳細が画面に表示されて、全体を一括して管理することができます。また、医師と看護師、薬剤師などが院内のネットワークを通して情報を共有することで、チーム医療を円滑に進めることができます。

――2人に1人ががんになる時代において、とても有効なシステムだと思います。

弊社では2009年にこのレジメンシステムの開発をスタートしました。医師と意見交換をしながら製品を生み出し、さらに改良を進めていて、今の「化学療法レジメンオーダリングサポートシステムCROSS」は4代目になります。医療の世界は日進月歩なので、弊社のスタッフも常に学びながら製品のアップデートを続けています。

――現場に寄り添って開発されているのですね。

その通りです。がん治療に関わる医師や看護師・薬剤師の方とお付き合いをしていると、精度の低い測定機に不満を持つ医療職の方の声を多く聞き及び、「調製鑑査システムDuet」を開発しました。薬品の量を目視と同じ精度で素早くチェックができるので、調製作業の効率と安全性が高まります。ホルダーにシリンジをセットすれば1秒で計測できるので、調製作業の効率も大幅にアップします。

さらに、抗がん剤は調製時の曝露汚染を防ぐ必要があり、それをガードするための「アイソレーター ESCO」の取り扱いも始めました。海外で広く展開するESCOという会社が、日本で取り扱う会社として、がんの分野に詳しいという理由で弊社を選んでくれました。

「iPix-Aria.B」

「iPix-Aria.T」

――福岡にそんな会社があると知り、驚きました。

そうなんです、よく皆さんに不思議がられます。私たちはベンチャーのような新しい会社と思われがちですが、そうではなく、医療現場の方々にヒントをもらい、コツコツと技術を積み上げてきました。

――今後はどのような展開をお考えでしょうか。

医療には社会的な意義があり、そのサポートをできることに大きなやりがいを感じています。3年前に私が代表になり、これからは医療のシステム製品に注力していく方針です。中でも、やはりこれまで積み上げてきたがん治療の分野で、もっとお役に立てるように精進してまいります。

会社概要
会社名:株式会社未在ADシステムズ
URL:http://mizaiads.com/
TEL:092-413-5870
本社所在地:福岡市博多区博多駅東2-4-30いわきビル5階 / 他に横浜オフィス、福岡工場あり

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