
身体に関する悩みは人それぞれ。他の人にはなかなか言えず、悩みを抱え込んでしまうケースも。特に日本人男性が年を重ねると抱えがちな悩みに「薄毛」があります。
「夏になると薄毛のご相談が増えます」とお話しいただいたのが、福岡市に本社を構える株式会社ユーピーエス代表取締役の本多智史さん。毛髪に関してコンプレックスを持つ人の悩みを解決したいという想いから、悩みを持つ人の声に耳を傾けながら、薬用育毛剤や毛髪トニックなどの製品を開発・販売しています。これまで約25万人の育毛データを収集・分析してきた同社の本多さんに、毛髪についていろいろと教えていただきました。
※本記事の育毛に関する見解は、株式会社ユーピーエスによる分析結果によるものであり、筆者および株式会社西日本シティ銀行が効果・効能を保証するものではございません。
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医学的根拠のない噂より頭皮環境づくりから
――まずは御社が育毛剤や毛髪トニックを開発されたきっかけを教えてください。
本多:当社はメーカーの化粧品を売る代理店としてスタートしました。その後、他社の製品を売るだけでなく、自分たちが本当に良いと思える製品を作りたいと思うようになり、そのタイミングで30代~40代の知人からも「抜け毛が増えた」「薄毛が気になっている」という悩みを聞くことが多くなっていました。
そこで薄毛に悩んでいる方にヒアリングをしていくと、年配になれば冗談として言えるけれど、20代~30代といった若い方ほど悩みが深刻だと気付きました。当時、世間では50代以上の方が育毛剤を使われるイメージでしたが、20代の頃から薄毛に悩み、人知れず病院に通っていたり、薬を飲んでいたりという方も結構いらっしゃいました。
そうした悩みをどうにか自社で解決したい思い、毛髪診断士の資格を取って毛髪について猛勉強を始めました。

――薄毛については、いろいろな噂があるかと思います。例えば、「性欲が強い男性は薄毛になりやすい」「遺伝が関係している」という噂もあります。
本多:私が学んできた中での見解をお伝えしますと、よく言われる「性欲が強い男性は薄毛になりやすい」というのは違うと思います。男性ホルモンが多いと薄毛になるという説もありますが、実はこちらは医学的な根拠がなく、男性ホルモンと性欲を結びつけて、間違った噂が広まっているように感じます。
遺伝については、薄毛は遺伝する可能性が高く、本当です。特に母方の祖父・曽祖父が薄毛の場合、子や孫もそうなる確率が高くなります。ただ、予防によって進行を遅らせることはできます。
――そうした薄毛を予防するには、どんなことに気をつけたらいいのでしょうか?
本多:食生活では、毛髪のもととなるタンパク質を意識してとり、脂質、特に揚げ物をできるだけ控えるとよいと思います。また、適度な運動と睡眠、ストレスをためないことも大切です。これらは毛髪に限らず、健康全般に良いことですね。加えて、薄毛防止のためには、頭皮に栄養を与えてあげることも有効です。
――対策をしていても抜け毛があると、どうしても気になってしまいます。
本多:日本人の毛髪は、およそ10万本あると言われています。毛髪は数年周期で生え変わるので、多少の抜け毛は気にしなくても大丈夫です。頭髪の毛包は再生と退縮を繰り返し、そのサイクルが短くなると「男性型脱毛症」を引き起こして、成人男性の3人に1人が発症するとされています。
サイクルを短くすることなく、健康な髪を正常なサイクルで生やすためには、頭皮の環境を整えることが重要です。弊社では、毎日洗髪をして、頭皮を清潔に保つようにお伝えしています。シャンプーは合成物質ができるだけ少なく、ノンシリコンのものがおすすめです。
あと夏に毛髪が抜けやすいというのは、周期のタイミングによるものもありますが、汗や皮脂による汚れ、紫外線によるダメージ、冷房による乾燥などによる頭皮環境の悪化が原因と考えられます。

――御社では、毛髪に関していくつかの製品を提供されています。
本多:当社では頭皮環境に良い植物由来成分にこだわり、大学研究機関との共同開発により毛髪再生医学を追求しています。主力の一つは、薬用育毛剤の「プランテル」シリーズです。医薬部外品で、リデンシル*を濃厚配合した育毛剤「プランテルEX」は、シャンプーやサプリもそろっています。
毛髪トニックの「フィンジア」シリーズは、海外では医薬品としても使われているキャピキシルを5%、ピディオキシジルを2%配合していることが大きな特長です。大学で12週間の臨床試験を行い、その結果は科学研究専門誌にも掲載されました。さらに昨年(2021年)には、第1類医薬品の「フィンジアミノキシジルローション5」も発売しました。お悩みによって、ご自分に合う製品をお試しいただければと思います。
*リデンシル…スイスの化粧品原料メーカー(インデュケム社/現ジボダン社)によって開発された育毛成分。毛髪を作り出す細胞(毛母細胞)を活性化させ、ヘアサイクルを正常に整える働きと、薄毛の原因になる物質の放出を抑え、脱毛を防ぐ働きがある。
*キャピキシル…カナダのLUCAS MEYER COSMETICSという化粧品や健康食品を取り扱う会社で開発。「アカツメクサ花エキス」と「アセチルテトラペプチド3」の2種類の成分から作られる。同社の実験結果データによると、発毛成分として有名な「ミノキシジル」の約3倍の効果があるとされ、国内外の育毛剤業界で注目を集めた。
*ピディオキシジル…別名ミノキシジル誘導体とも言われ、ミノキシジルと非常に似通った分子構造を持ちながら、副作用の心配が少ないという革新的な育毛成分。血行促進作用があり、血流がよくなることで必要な栄養が届く健康な頭皮に改善される。また、配合されている成長因子による毛母細胞の活性化促進にも効果が期待される。

――毛髪再生医学を追求と大学研究機関との共同開発、さらには臨床試験に基づいた製品開発ということで、開発に注力されていますが、御社の製品はどのような方に利用されているのでしょうか?
本多:インターネット通販のヘアケア製品としては先駆けで、全国の方にご利用いただいています。元サッカーオリンピック日本代表の前園真聖氏、元K-1世界チャンピオンの魔裟斗氏に、公式アンバサダーやイメージキャラクターを務めていただいていることもあり、30代から40代の男性が大半を占めています。
ヘアケア市場は新規参入が多い反面、やめていく会社も多々ある中で、弊社が長く生き残っているのは、ひとえにお客さまに信頼いただき使い続けていただいているおかげだと大変感謝しています。

▲元K-1世界チャンピオンの魔裟斗氏起用の「FINJIA MINOXIDIL LOTION5」広告
毎日コツコツ続けることが大切、そして変化を確認
――御社の製品に限らず、他社からも同様の育毛剤や毛髪トニックは多く販売されていますが、そうしたものを使うとき、注意すべきことを教えてください。
本多:各社推奨する使い方はあるかと思いますが、基本的にはシャンプーしてドライヤーでしっかり髪や頭皮を乾かした後に使うことをおすすめしています。水に濡れていると成分が薄まってしまいますので、一時期流行ったような育毛製品を市販のシャンプーに混ぜて使うことは効果が弱まると思います。
また、育毛製品はすぐに効果が出るものではないので、最低3~6か月は継続して使ってみてください。毎日コツコツと続けることが大切です。すると、まずは髪質が変わり、毛髪にコシが出てくると思います。反対に、半年使っても変化がなければ、その製品がご自分に合わないと判断していいと思います。

――御社では外部のコールセンターを使わず、お客様からの問い合わせに社内で対応されているそうですね。
本多:お問い合わせについては、毛髪診断士がお応えしています。ですから、直接お客様の声を聞くことができて、さまざまなデータを蓄積し、そのデータを活用し製品開発に活かしています。
そうしたお客さまの声で印象に残っているのが、私がまだ電話対応をしている頃に、毛髪についてとても悩んでいる19歳の若者から相談を受けました。何かできればと思い、髪の状態がよく分かる写真を送ってもらったところ、薄毛ではなくて、ごく普通だったんです。とても驚きました。
お客さまが毛髪について気になり始めたときは、まわりの人からみると何も気にならないレベルということが大半です。ただし、本人としては気にしだすとすごく気になるようで、コンプレックスを感じ、精神的に病んでしまいそうな人もいます。特に日本人はコンプレックスを感じがちですが、気にしないことの大切さも社内対応としてお伝えしていきたいと考えています。
――最後に、若い人の方が薄毛の悩みを抱えているというお話しもありましたが、薄毛のケア製品は、早めに使った方がいいのでしょうか?
本多:販売している私が言うのもなんですが、安価なものではないですし、本当に必要になってからで十分だと思います。若いうちは、先ほどお話したように頭皮を清潔に保ち、できるだけ食生活や睡眠、ストレスなどに気をつけましょう。それから年を重ねて、髪が細く柔らかくなってきたな、元気がなくなってきたなと感じたら、頭皮や毛髪が変化してきたサインです。
それから2020年度よりアビスパ福岡のプレミアムパートナーになりました。2022年6月から12月まで、アビスパ福岡のサポーターの方が対象になりますが、弊社の毛髪診断士がウェブで面談して、髪質を変えるためにアドバイスする「スカルプサロン」を試験的に行っています。ウェブなので気軽に参加いただけますし、頭皮ケアの機器を無料で貸し出し、食事まで管理して、しっかり結果にコミットしていきます。
膨大なデータとウェブサロンの経験を生かして、将来的には医師と連携してウェブで診療するような、医療系の分野にもチャレンジできればと考えていますので、薄毛に関することで気になることがあれば、気軽にお問い合わせください。
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福岡市出身。九州大学教育学部を卒業、ロンドン・東京・福岡にて、女性誌や新聞、Web、報告書などの制作に携わる。特にインタビューが好きで、著名人をはじめ数千人を取材。2児の母。