
近年、気候変動問題が重要視されるようになり、各企業を取り巻く環境が大きく変化しています。SBT*のような脱炭素にかかる目標数値を掲げ、具体的な取り組みを推進する日本企業は増加しており、2030年以降は、脱炭素に取り組む企業が当たり前になると予想されています。
そこで、脱炭素に真剣に取り組んでいる企業の担当者に、取り組み内容や現在抱える課題、今後の展望についてお尋ねしました。
*Science Based Targetsの略で、企業が設定する「温室効果ガス排出削減目標」の指標のひとつとなる国際的なイニシアチブです。
Q:脱炭素に向けた御社の取り組みについて教えてください
当社は、自社工場でステンレス配管の加工(溶接)、 配管架台の製作等を行っています。 創立50周年を迎え、脱炭素への取組み企業として身近に出来ることから取り組みを実 施 しております。主な省エネ関連の取り組みは、LED照明の導入、高圧受変電設備の容量の見直し及び機器の更新、省エネ家電の採用、酸洗い洗浄水に雨水利用等を行って、 様々な設備のエネルギー消費の効率化に取り組んでいます。
▲(左)温室効果ガス削減宣言書、(右)カーボンクレジット償却証書
▲記念盾Q:現在感じている課題や、今後の展望についてお聞かせください

工場の7月、8月の電気からの排出量が特に多くなっていると感じています。工場の空調運転の最適化を検討しています。これにより省エネ、C02排出削減効果に期待しています。今後は、工場の生産性向上が省エネにつながると考えており、DX技術を活用した業務効率化への取り組みを検討したいと思っています。
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