
近年、気候変動問題が重要視されるようになり、各企業を取り巻く環境が大きく変化しています。SBT*のような脱炭素にかかる目標数値を掲げ、具体的な取り組みを推進する日本企業は増加しており、2030年以降は、脱炭素に取り組む企業が当たり前になると予想されています。
そこで、脱炭素に真剣に取り組んでいる企業の担当者に、取り組み内容や現在抱える課題、今後の展望についてお尋ねしました。
*Science Based Targetsの略で、企業が設定する「温室効果ガス排出削減目標」の指標のひとつとなる国際的なイニシアチブです。
Q:脱炭素に向けた御社の取り組みについて教えてください
当社は、サプライチェーン全体の脱炭素化の要請に応じて、エコアクション21の認証を取得し、積極的に脱炭素化に取り組んでいます。昨年度は、自家消費用の太陽光発電設備を導入しました。また、設備の運用改善による省エネ化、二酸化炭素排出係数の低い電力への切り替え、省エネ性の高い設備の選定を行っています。
▲(左)温室効果ガス削減宣言書、(右)カーボンクレジット償却証書
▲記念盾Q:現在感じている課題や、今後の展望についてお聞かせください
▲株式会社 戸畑ターレット工作所 代表取締役社長 松本大毅さん当社は、土曜・日曜日に稼働するラインがあるため、自家消費型の太陽光発電を効率的に運用できています。この省エネ活動により、社員の意識が高まり、自社の評価も向上しています。大きな効果が期待できる活動が減少している中で、地道な活動の継続と新しい技術の導入を進め、さらに脱炭素化を推進していきたいと考えています。
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