近年、気候変動問題が重要視されるようになり、各企業を取り巻く環境が大きく変化しています。SBT*のような脱炭素にかかる目標数値を掲げ、具体的な取り組みを推進する日本企業は増加しており、2030年以降は、脱炭素に取り組む企業が当たり前になると予想されています。
そこで、脱炭素に真剣に取り組んでいる企業の担当者に、取り組み内容や現在抱える課題、今後の展望についてお尋ねしました。
*Science Based Targetsの略で、企業が設定する「温室効果ガス排出削減目標」の指標のひとつとなる国際的なイニシアチブです。
Q:脱炭素に向けた貴社の取り組みについて教えてください 当社は、タイヤ製造に不可欠な「加硫」工程で使用されるバルブ等を製造しています。高精度な流体制御技術を強みに、タイヤ製造における品質の安定化や製造工程の省エネ化に貢献しています。
自社の取り組みとしては、2024年度にグループ全体のCO2排出量の算定を完了し、2030年までに2024年度比で50%削減する目標を掲げました。また、太陽光発電設備の導入に加え、「フォレストライク」をはじめとする各種サステナブルファイナンスを活用し、地域森林の保全やカーボンニュートラルの推進にも取り組んでいます。
▲(左)温室効果ガス削減宣言書、(右)カーボンクレジット償却証書 ▲記念盾 Q:現在感じている課題や、今後の展望についてお聞かせください
今後は、製造工程のさらなる省エネ化に加え、非化石証書の活用なども含めた再生可能エネルギーへの段階的な転換が課題です。将来的にはSBT認証や「再エネ100宣言 Re Action」など国際的な枠組みへの対応も視野に入れながら、サステナブルファイナンスの活用を通じて、事業の成長と環境・地域社会への貢献を両立する持続可能な経営を進めていきたいと考えています。
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renew編集部は西日本シティ銀行・デジタル戦略部内の編集チームです。福岡・九州のビジネスに寄与できるようさまざまな情報を発信していきます。
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