クラウドファンディングに失敗すると、どのようなことが考えられるのでしょうか?この記事では目標未達成時のリスクと対処法を紹介します。また、成功確率を上げるための心得も解説しますので、クラウドファンディングを検討している人はぜひ参考にしてください。あわせて読みたいクラウドファンディングの仕組みとは?お返し(リターン)の種類やメリット・デメリットがわかるクラウドファンディングにはどんな税金がかかる?資金調達時に知っておきたい税の仕組み未達成の場合、支援金は返金されるのかクラウドファンディングの仕組み日本のクラウドファンディングは、プロジェクトの性質によって「購入型」「寄付型」「投資型」の3つに大別されます。また、決済の形式としては「All or Nothing(オールオアナッシング)型」と「All in(オールイン)型」の2種類があります。クラウドファンディングに失敗した場合、「All or Nothing型」なのか「All in型」なのかで、起こり得ることが異なります。All or Nothing(オールオアナッシング)型目標達成時のみプロジェクトが成立All or Nothing型クラウドファンディングとは、支援金が目標金額に達した場合にプロジェクトが成立する形式です。逆にいうと、支援者がプラットフォームを通じて支援を表明しても即時決済はされず、目標達成ができて初めて決済がなされます。All or Nothing型クラウドファンディングは、「購入型」「投資型」に多い形式です。失敗した場合は全額返金事実上、支援表明から決済まで支援金を預かっているような形となるため、All or Nothing型クラウドファンディングで失敗した場合、支援金は全額返金となります。また、プロジェクト募集サイトであるプラットフォームへの手数料は不要です。All in(オールイン)型クラウドファンディング目標未達成でも支援を受けられるAll in型クラウドファンディングは、支援者がプラットフォームを通じて支援を表明した時点で即時決済が行われる形式です。そのため、目標未達成でも一定の支援を受けられます。All in型クラウドファンディングは、「寄付型」に多い傾向があります。失敗の概念はないが、採算割れのリスクがある未達成でも支援を受けられるため、All in型クラウドファンディングは失敗という概念がないといえます。ですが、支援が少なければ、プラットフォームへの手数料やリターンにかかる費用など採算割れのリスクがあります。目標未達成時の対処法失敗の原因を検証するクラウドファンディングに失敗してしまったときは、未達成につながった原因の検証と見直しを行いましょう。世間に受け入れられる内容であったか、魅力的なリターンを用意できていたかなどが挙げられます。次回のプロジェクト達成のためのヒントを得るクラウドファンディングはノーリスクではないものの、低リスクでプロジェクトの資金集めができる方法です。そのため、一度失敗したとしても、資金調達として有効な方法であることは変わりません。失敗の原因を洗い出し、どうしたら次回はうまくいくのかを検証することで、成功のコツをつかみましょう。失敗を失敗だけに終わらせず、次回のプロジェクトのヒントとして活用することが大切といえます。あわせて読みたいクラウドファンディングのメリット&デメリットとは?始める前に知っておきたい基礎知識クラウドファンディングのやり方4ステップ!成功につながる始め方のポイントとは失敗の原因を想定しておくここでは、クラウドファンディングで失敗する場合にありがちな原因について紹介します。あらかじめ未達成になり得る原因を想定しておくことで、失敗を予防しましょう。目標金額が高すぎないか?達成時のみ支援が受けられるAll or Nothing型において目標金額が高すぎると、せっかく支援が集まっているにもかかわらず、決済がなされない可能性があります。採算との調整は必要であるものの、目標金額が高いほど決済のハードルも高いと認識しておきましょう。プロジェクトが自己満足になっていないか?自己満足なプロジェクトは、支援を得られにくいと考えられます。多くの人に支援をしてもらうためには、「社会に役立つ」「多くの人が喜ぶ」ようなプロジェクトを検討する必要があります。プロジェクトの目的について、「自分はこういうことをやりたい」「これができれば収益になる」といった、募集者側だけの自己満足な理由になっていないか確認しましょう。プロジェクトに合ったプラットフォームを選んでいるか?どれだけ良いプロジェクトを立ち上げても、プラットフォームが合っていないと支援を集めるのは難しいでしょう。プラットフォームのジャンルが合わなければ、支援者が関心を持ちにくいと考えられます。購入型に強いところ、寄付型に強いところなど、まずはプラットフォームの特徴を吟味しましょう。プラットフォームの特徴を理解する方法としては、成功しているプロジェクトをチェックすることが有効といえます。その上で平均額なども確認すれば、自身の目指すプロジェクトに合うプラットフォームかどうかを確かめられるでしょう。事業の成功確率を上げるための心得申し込み前の採算チェックを徹底する達成しなかった場合の損失を確認All in型クラウドファンディングで目標を達成できない場合、採算割れのリスクがあります。ある程度厳しく支援金の予測を立て、損益分岐点を検討することが大切です。仮に支援金が最少の場合の損失リスクも想定しておきましょう。All or Nothing型クラウドファンディングの場合には、資金調達に関する労力が無駄になる可能性があります。これらの損失を想定した上でチャレンジするかどうかを考えましょう。借金が必要となるケースもプロジェクトの採算についてしっかり検討していないと、借金を背負う可能性があります。支援金をアテにしたものの、思ったよりも集まらなかったケースにありがちな事例といえます。最初から想定した計画的な借金ならよいですが、無計画な借金は返済できないリスクが高くなるでしょう。リターンを抑えるクラウドファンディングでは、支援してくれた人たちに商品サービスの提供などのリターンを行います。採算割れリスクを少しでも回避するなら、リターンにかかる費用を抑えることが重要といえます。魅力あるリターンほど支援金は集まりやすいですが、高価なリターンだからといって魅力があるとは限りません。リターンの質や特性など、支援者が喜ぶ工夫をしながらかかる費用を抑えましょう。適切な目標金額を設定するクラウドファンディングで成功確率を上げるには、適切な目標設定が大切です。低すぎると資金が乏しくなりますし、高すぎると目標未達率が上がってしまうと考えられます。必要な資金と採算性のバランスを考慮して、目標金額を設定しましょう。もしもこのバランスが取れないのであれば、そもそもプロジェクト自体に無理がないかを検証する必要があります。募集目的を明確にするクラウドファンディングでは、募集する目的が重要といえます。言い換えるならば、大義名分が大切ということです。プロジェクトが世の中にどう役に立ち、そのためになぜ支援が必要なのか、支援者に伝わるほど支援金が集まりやすいと考えられます。ただ募集者が得をするだけのプロジェクトや、支援しなくても成り立ちそうなプロジェクトではなく、出資者側が支援をしたいと感じるような内容を検討しましょう。魅力的なリターンを用意する上記でも軽く触れましたが、魅力的なリターンを用意することで、支援金が集まりやすいと考えられます。たとえば、限定品やレアなグッズ、支援したことを実感できるものなどがおすすめです。記念品や支援者のクレジットが入った商品、お礼のビデオメッセージなど、さまざまなリターンが想定できます。アイデア次第ですので、支援者目線で熟慮してみましょう。メディアにアピールするどれだけ優れたプロジェクトでも、人に知られていなければ支援金は集まりません。メディアを活用してしっかりと広報活動を行いましょう。プレスリリースを利用するプレスリリースとは、事業内容を報道発表する方法です。プロジェクト内容を一定書式(フォームはネット上に多数あります)にまとめて、経済記者クラブや各メディアに送信することで取材を促します。無料でPRできる方法ですので、利用しない手はありません。SNSを駆使するSNSも無料でできる広報活動の一つといえます。ブログやFacebook、Twitter、noteなど複数のSNSを活用しましょう。繰り返し投稿することで多くの人の目に触れやすくなり、結果的にプロジェクト自体の広報になります。支援金集めと広報の一石二鳥となるため、多くのSNSを試してみるのがおすすめです。友人や知人に紹介する友人や知人にしつこく支援金のお願いをしてしまうと、勧誘として嫌悪感を抱かれる可能性があります。しかし、「自分は今こういうプロジェクトをしています。よかったらチェックしてください」という風に声をかける程度なら、嫌われるリスクは低いと考えられます。反対に、知らせないことで「よそよそしい」と感じられることもあり得るため、友人や知人にはやりすぎない程度で紹介しましょう。まとめクラウドファンディングは目標未達成となるケースがありますが、申し込み前に採算チェックさえしておけば、失敗を想定内の範囲に抑えながらチャレンジできるでしょう。成功確率を上げるためには、適切な目標金額を設定したり、メディアにアピールしたりするなどさまざまな方法があります。この記事を参考に、失敗確率を下げながらクラウドファンディングに挑戦してみてはいかがでしょうか?あわせて読みたいクラウドファンディングのメリット&デメリットとは?始める前に知っておきたい基礎知識クラウドファンディングのやり方4ステップ!成功につながる始め方のポイントとはクラウドファンディングの仕組みとは?お返し(リターン)の種類やメリット・デメリットがわかるクラウドファンディングにはどんな税金がかかる?資金調達時に知っておきたい税の仕組み
やりたいプロジェクトがあるけれども資金がない場合には、クラウドファンディングがおすすめです。クラウドファンディングは気軽に資金調達ができる方法であり、初心者でも始めやすい仕組みとなっています。今回は、クラウドファンディングの特徴とやり方について分かりやすく解説します。あわせて読みたい■クラウドファンディングの仕組みとは?お返し(リターン)の種類やメリット・デメリットがわかる■クラウドファンディングのメリット&デメリットとは?始める前に知っておきたい基礎知識■クラウドファンディングにはどんな税金がかかる?資金調達時に知っておきたい税の仕組みクラウドファンディングの仕組みと方法事業者が気軽に行える資金調達方法クラウドファンディングという言葉を耳にするものの、どういう仕組みなのかいまいち分からない人もいるでしょう。クラウドファンディングは資金調達方法のひとつで、ひと言でいうと「ネットで出資を募集する仕組み」です。何かやりたいプロジェクトがあったときの資金支援を、募集サイトであるプラットフォームで行います。プラットフォームは特性によって金融型、購入型、寄付型などがあります。リターンの内容によって、3種類の支援方法に分かれる金融型プラットフォームの特性として、金銭的リターンを返すのが「金融型」です。支援してくれた人に対して、配当の支払いなど金銭の利益をリターンとします。購入型「購入型」は、支援によって完成した商品やサービスを提供するものです。支援の成果を受け取れるため、支援者は「応援している」という気持ちになりやすいといえます。寄付型「寄付型」には、支援に対して配当のような見返りがありません。社会貢献活動のように、困った人たちを助けることを目的としたプロジェクトの多くがこの形態を取っています。目標金額に達したらプロジェクトがスタートクラウドファンディングを始める際には、募集段階で目標金額を設定します。そして、支援金が目標に達したら支援が決定となり、プロジェクトがスタート可能となります。反対に、目標金額を下回った場合は、基本的にクラウドファンディングにおける支援を受けることができません。目標金額を達成しなければ決済されないクラウドファンディングでは、支援者がいくらかの支援をした際にお金の決済が行われるわけではありません。あくまでも目標金額を達成して初めて決済されるのです。これがクラウドファンディングの主な特徴のひとつであり、支援希望者は目標金額を目指してアピールすることとなります。All-in方式なら、目標未達成でもプロジェクトが実施されるクラウドファンディングの中には、支援が1件でもあればプロジェクトが実施されるAll-in(オールイン)方式もあります。目標を達成しなくても支援してもらえる点は、All-in方式のメリットといえます。一方で、支援者が少なくても、リターンの提供やプラットフォームへの手数料がかかる点はデメリットといえるでしょう。クラウドファンディングに失敗するとどうなる?未達成時の対処法&成功のための心得【初心者向け】クラウドファンディングのやり方4ステップ1.やりたいことを具体的に決めるクラウドファンディングを利用する場合には、まずやりたいことを決めるところからがスタートです。これまで温めていたアイデア、やってみたい事業、思い描いていた夢などを具体化してみましょう。資金集めは「目的ではなく手段」であると心得る「クラウドファンディングを使ってお金を集めよう」と安易に考えるのではなく、やりたいプロジェクトありきで検討することが大切といえます。なぜなら、目的は資金集めではなくプロジェクトの遂行であり、資金集めはその手段です。この目的と手段が逆転してしまうと、支援者に見透かされた内容となり、募集作業が無駄骨に終わってしまうことも考えられます。2.役割分担をする「誰と・どのようにするのか」を検討するやりたい事が決定すれば、その内容を「誰と・どのようにするのか」について検討しましょう。一人でできるプロジェクトならすべて自分で担うのもいいですが、大きなプロジェクトの場合は役割分担をすることで効率的に進められます。たとえば、クラウドファンディングで映画を作るなら、脚本、監督、撮影、出演などさまざまな役割が必要になります。プロジェクトが決定した段階でチーム編成についても考えておきましょう。3.目標金額を設定する高すぎず、低すぎない金額を決める役割分担が決まれば、次は目標金額の設定です。ここで、1円でも多く集めたいと思って金額を高くしすぎると、達成率が下がってしまう恐れがあります。反対に金額が低すぎると、少ない資金でプロジェクトを遂行しなくてはなりません。適切な金額となるように、目標金額は慎重に決めましょう。上回った分は支援金として受け取れる適切な金額設定の上で、目標金額を上回った分は支援金としてもらうことができます。本当に必要な金額を設定して募集すれば、目標金額以上の支援金を集められる可能性もあるということです。手数料を考慮するプラットフォームの手数料は決済額の10%~20%ほどが一般的です。目標金額を決める際には、この手数料も考慮した上で検討しましょう。4.プラットフォームに申請する目標額が決まったら、いよいよプラットフォームへの申請です。申請といってもまずは問合せと同義なので、気軽に相談することが可能です。プラットフォームにもよりますが、問合せをすると担当営業から連絡が入り、内容のヒアリングが行われます。その後に商談(打合せ)をしてからスタートする流れが一般的です。分からないことがあれば担当者に相談しながら進められるため、初心者でも安心して利用できるでしょう。成功するためには?クラウドファンディングの始め方のコツ社会的に意味のあるプロジェクトを立ち上げる社会に役立つプロジェクトクラウドファンディングで支援金の募集をしたからといって、確実にお金を集められるとは限りません。誰からも支持されないプロジェクトであれば、募集するだけで終わってしまうこともあるでしょう。クラウドファンディングで支援金を集めるコツとして、社会に役立つプロジェクトを企画することが挙げられます。見た人が面白いと感じるプロジェクトや、「この商品・サービスが欲しい」「助けたい」と思ってもらえるようなプロジェクトを立ち上げましょう。マーケティングに基づくプロジェクト多くの事業でマーケティングが必要といわれるとおり、クラウドファンディングにおいても、マーケティングに基づいたプロジェクトであることが大切といえます。クラウドファンディングもいわば事業であるため、マーケットに受け入れられるポテンシャルがあるからこそ、支援者の心を動かすことができると考えられるでしょう。たくさんの人に知ってもらうための工夫をするプロジェクトの存在を知ってもらうことが大切どれだけ良いプロジェクトの募集でも、目標金額に満たない場合もあります。そもそもプロジェクトが人に見られなければ、支援金を集めることはできません。「プラットフォームに載せているから大丈夫」と思うのではなく、たくさんの人に認知されるような工夫をしましょう。プレスリリースで広報をするどのプラットフォームも数多くのプロジェクトが掲載されているので、自身のプロジェクトが埋もれてしまうこともありえます。そうならないように、自分自身でも積極的に広報活動を行いましょう。たとえば、報道陣に発表する「プレスリリース」が挙げられます。プレスリリースとは、事業内容を報道発表する方法です。プロジェクトを一定の書式にまとめて、記者クラブや各メディアにFAXするとよいでしょう。プレスリリースのフォーマットは、ネット上にあるものを活用すると取り組みやすいのでおすすめです。SNSで拡散するプレスリリースのような宣伝方法のほかに、SNSの活用も有効といえます。広報がメディアなどで「広く報せる」方法である一方、SNSでの宣伝はより身近なところから拡散を狙うことができます。繰り返し投稿を見ているうちに支援してくれることも珍しくないため、何度も見てもらえるように継続して拡散することが大切といえます。SNSに投稿するのはもちろん、FacebookメッセンジャーやLINEなどで特定の人に直接案内する、シェアやリツイートをお願いするなど、ぜひ有効活用して認知度を高めましょう。まとめクラウドファンディングは気軽にプロジェクトの支援金を募る方法です。プロジェクトの企画からプラットフォームへの申請までいくつかのステップを踏みますが、それほど難しいものではないので初心者にも挑戦しやすいといえます。社会的に意味のあるプロジェクトの立ち上げを前提に、しっかりと宣伝をして目標金額を達成しましょう。あわせて読みたい■クラウドファンディングの仕組みとは?お返し(リターン)の種類やメリット・デメリットがわかる■クラウドファンディングのメリット&デメリットとは?始める前に知っておきたい基礎知識■クラウドファンディングにはどんな税金がかかる?資金調達時に知っておきたい税の仕組み
プロジェクトの資金集めの手段のひとつに「クラウドファンディング」があります。クラウドファンディングは、個人でも気軽に資金調達ができる方法です。今回は、クラウドファンディングの基礎知識とメリット・デメリットについて詳しく解説します。あわせて読みたい■クラウドファンディングの仕組みとは?お返し(リターン)の種類やメリット・デメリットがわかる■クラウドファンディングのやり方4ステップ!成功につながる始め方のポイントとは■クラウドファンディングにはどんな税金がかかる?資金調達時に知っておきたい税の仕組みクラウドファンディングとはどんな仕組み?インターネットで資金調達を行う方法クラウドファンディングとは、インターネットでプロジェクトの資金集めをする方法です。個人でも気軽に取り組みやすいことが特徴といえます。プラットフォームと呼ばれる募集サイトで告知をすると、プロジェクトに賛同する人が支援をしてくれ、必要資金を集められるという仕組みです。クラウドファンディングには3つの種類があるクラウドファンディングを大別すると、「購入型」「寄付型」「投資型」の3つがあります。そして、「購入型」には「All or Nothing(オールオアナッシング)型」と「All in(オールイン)型」の2種類があります。それぞれの種類について詳しく見ていきましょう。種類1:購入型クラウドファンディング購入型クラウドファンディングは、支援者がお金を出してくれる見返りとして、商品やサービスを提供する仕組みです。このことをリターンといいます。単なるお金の寄付ではなく、商品サービスの提供という側面から購入型と表現されています。個人や法人を問わず、たくさんのプロジェクトが立ち上がっており、中には1億円以上を集めたプロジェクトもあります。種類1-a:All or Nothing型クラウドファンディングAll or Nothing(オールオアナッシング)型クラウドファンディングは、指定期日までに目標金額が支援された場合にプロジェクトを履行できる反面、目標金額を達成しなければプロジェクトが成立しない形式です。支援者がプラットフォームを通じて支援を表明しても、その時点では決済されず、指定期日に目標達成ができて初めて決済がなされます。目標達成できなければ支援金が全く入らないため、目標達成に向けてPRする必要があります。種類1-b:All in型クラウドファンディングAll in(オールイン)型クラウドファンディングは、目標に達しなくても支援される仕組みです。支援者がプラットフォームを通じて支援を表明した時点で決済がなされます。支援金を得るハードルが低い一方で、支援が少なければ採算割れのリスクがあります。プラットフォームへの手数料やリターンにかかる費用などに注意しなければなりません。大手クラウドファンディング運営会社の「CAMPFIRE」を例に挙げると、現在はコロナ関連の案件が多いため、「All ㏌方式」の方が多いようです。種類2:寄付型クラウドファンディング寄付型クラウドファンディングは、クラウドファンディングのプラットフォームを通じて寄付をする仕組みです。寄付ですから特にリターンはありませんが、プロジェクトによってはお礼状や写真を送るものもあります。被災地支援などの寄付として活用される傾向があります。種類3:投資型クラウドファンディング投資型クラウドファンディングはファンド型、融資型、投資型などと呼ばれ、ビジネスに対する支援をすることで、売上の分配など金銭的なリターンが得られます。つまり、ビジネス自体がうまくいくかどうかによって支援者の収益は異なります。内容としては、不動産関連からエネルギー関係のプロジェクトまでさまざまです。支援者側は金銭的リターンを得られることから、金融商品と考えることもできるでしょう。クラウドファンディングに失敗するとどうなる?未達成時の対処法&成功のための心得クラウドファンディングで資金調達するメリット個人でも事業へ出資してもらえるクラウドファンディングは、個人でも出資金が得られるメリットがあります。一般的に、個人がプロジェクトの資金を集めるには高いハードルがあります。たとえば、将来性が不確実な新規事業に対しては、金融機関の融資審査は慎重にならざるを得ません。クラウドファンディングなら、そのような場合でも支援者の賛同があれば資金を調達できるため、融資よりも資金集めのハードルが低いといえるでしょう。自分ひとりの力だけでは実現しにくいプロジェクトに挑戦できるクラウドファンディングを利用することで、本来ならできなかったプロジェクトへのチャレンジが可能となります。これまで資金不足を理由にプロジェクトを進められなかったとしても、クラウドファンディングで資金が集まれば、プロジェクトを具現化しやすくなるでしょう。目的に合わせた資金調達方法を選択できる種類やプラットフォームが豊富資金調達の選択肢が大幅に増えることも、クラウドファンディングのメリットといえます。前述したように、クラウドファンディングは種類やプラットフォームの数が豊富であるため、さまざまなシーンに合わせた資金集めが可能です。たとえば、日本最大級のクラウドファンディングプラットフォームである「CAMPFIRE」は多様なシーンに応じたプロジェクトが立ち上げられています。資金調達方法のコツがつかめるクラウドファンディングを実際に利用してコツをつかめば、今後の資金集めも有利に進めやすくなると考えられます。資金調達の手段が多いほどプロジェクトを展開しやすくなるといえるため、クラウドファンディングを有効に活用してみてはいかがでしょうか。出資募集によりプロジェクトを知ってもらえるクラウドファンディングのプラットフォームは多くの人が利用しています。クラウドファンディングでプロジェクトの告知をすれば、それ自体がPRとなるでしょう。支援者があなたのプロジェクトを見るのはもちろんのこと、興味本位でチェックしている人や、ほかのプロジェクトの募集者が見る可能性もあります。多くの人に自身のプロジェクトを見てもらうことにより、広報活動を兼ねることができるといえます。マーケティングになるクラウドファンディングで目標達成できるかどうかは、プロジェクトが世間に受け入れられるものかどうかの目安にもなるでしょう。つまり、プロジェクトをスタートする前に、資金集めを兼ねたマーケティングができるといえます。クラウドファンディングで支援が集まるのであれば成功するプロジェクト、集まらないのであれば改善が必要という、一つのバロメーターとして見ることができるでしょう。現金以外のリターン設定ができる現金以外のリターン設定ができる点もクラウドファンディングの魅力です。資金がなくて資金集めをするのに、現金をリターンに設定してしまうと本末転倒となる場合も考えられます。しかし、商品やサービスなど現金以外のリターン設定ができることで、懐事情に合わせて利用できるというメリットがあります。クラウドファンディングで資金調達するデメリット・注意点失敗すれば労力だけがかかる申し込みや担当者とのやりとり、告知文章などの作業はそれなりに時間がかかると考えられます。そのため、クラウドファンディングの資金集めに失敗すれば、時間と労力だけを費やすことになる可能性があります。目標達成に向けて懸命にPRを行なったとしても、失敗によってすべてが水の泡となってしまうこともあるでしょう。プロジェクトの取り下げができないクラウドファンディングは、目標を達成するとキャンセルができません。お金は集めたもののプロジェクトがとん挫すれば、トラブルの原因となるでしょう。出資金を募集する際は、慎重に検討する必要があるといえます。競合にアイデアを知られるクラウドファンディングで告知することにより、競合にアイデアを知られてしまう可能性があります。競合より先回りしたつもりでプロジェクトを立ち上げたものの、資金が集まったころには類似サービスが世に出てしまうかもしれません。結果的に後発のプロジェクトとなってしまう可能性もありえます。一定の手間がかかる先ほども軽く触れましたが、クラウドファンディングは一定の手間がかかると考えられます。プロジェクトの具体化と必要な予算算出、プラットフォームの選定、申し込み、担当者とのやりとりなど、実務をこなさなければなりません。その上、告知文章の作成、PR、リターンの提供にも労力がかかりますので、地道な作業が必要といえます。手数料やリターンが負担となる問題点クラウドファンディングは、プラットフォームによって10%~20%の手数料がかかるのが一般的です。また、一定金額分のリターンが必要であるため、目標金額によっては思ったほど純資金が集まらない可能性があります。募集時には採算を考えた上で目標金額の設定をしなければなりません。出資者側のメリットやリスクを理解しておくクラウドファンディングはプロジェクトを立ち上げた募集者側だけでなく、プロジェクトへの出資者側にもメリットやデメリットがあります。募集する際の参考として、出資者側の視点も知っておきましょう。出資者側のメリット少額で投資ができるクラウドファンディングでは少額から出資ができ、出資者側にとっては気軽な投資が可能です。その上、プロジェクトの内容を理解することで出資するため、複雑な金融知識は不要といえます。出資金額の設定や告知文章の内容は、気軽に投資をしてもらえるかをポイントに検討するとよいでしょう。社会貢献しながらリターンが得られるクラウドファンディングで個人や企業、被災地などに支援することは、一種の社会貢献です。脳科学的に、人間の脳は「人を喜ばせることで自分も幸せを感じられる」といわれています。社会貢献で誰かの役に立ち、誰かを喜ばせながらリターンが得られるのは、まさにWin-Winの仕組みといえるでしょう。社会貢献したいという支援者の気持ちも汲みながら、プロジェクト内容や告知文章の作り込みを行うことが大切といえます。寄付型のクラウドファンディングは節税になるクラウドファンディングの中でも寄付型は、寄付金控除の対象となります。寄付金控除によって所得税や住民税を減額できるため、寄付型では「社会貢献しながら節税」というメリットを支援者にもたらすことが可能です。寄付金控除は、寄付金から2,000円を差し引いた金額が翌年の税金から差し引かれます。たとえば、15,000円の支援をした出資者の場合は、13,000円が税金から引かれることになります。出資者側のリスク元本割れリスクがある購入型や寄付型の場合は、それほど出資金に対するリターンを気にしないかもしれません。一方で、金銭的なリターンが得られる投資型は、利回りを意識して出資している支援者が多いと考えられます。支援者にとっては、元本割れをしてしまうと出資した意味がありません。告知文章では、どういう場合にどういうリスクがあるのか、リターンとリスクのバランスなどをしっかり説明し、元本割れリスクに対して安心感を与えることが大切といえます。起案者が持ち逃げするリスクがあるクラウドファンディングでは、悪質な起案者による資金持ち逃げの可能性もゼロではありません。特に購入型や寄付型では、持ち逃げとまではいかなくても、使途の確認が難しい場合もあります。そのため、自身の所在が確認できるような告知や、実態があるプロジェクトのアピール、メディアでの紹介実績の掲載など、信頼性にも配慮しましょう。支援の取り下げができない先述のとおり、募集者側がプロジェクトの取り下げをできないのと同じように、支援者側も一旦行った支援の取り下げはできません。購入型クラウドファンディングのAll or Nothing型であれば、目標未達成時に決済はされないものの、目標達成となれば決済されます。こういった細かい仕組みを注意書きなどで丁寧に伝えると、親切かつ優良な募集者だと印象付けられるでしょう。クラウドファンディングに失敗するとどうなる?未達成時の対処法&成功のための心得クラウドファンディングはこんな人におすすめ夢ややりたいことを、資金面で諦めていた人夢ややりたいこと、実現させたいプロジェクトがあるなら、クラウドファンディングでの資金調達を検討してみましょう。クラウドファンディングは資金集めのハードルが低い方法であるため、これまで資金不足で断念していた人にもおすすめといえます。資金繰りの選択肢を増やしたい人先述のとおり、クラウドファンディングは気軽に資金集めができるため、新たな資金調達の手段として有効といえます。支援というマーケットの生の声を体験として集められるため、商品サービスを認知させながら資金繰りができる強みがあります。まとめクラウドファンディングとは、インターネットでプロジェクトの資金集めをする方法で、「購入型」「寄付型」「投資型」の3種類が存在します。資金調達の選択肢が増えたり、PRになったりするメリットがありますが、プロジェクトの取り下げができないなどのデメリットもあります。メリット・デメリットを精査した上で、上手に活用しましょう。あわせて読みたい■クラウドファンディングの仕組みとは?お返し(リターン)の種類やメリット・デメリットがわかる■クラウドファンディングのやり方4ステップ!成功につながる始め方のポイントとは■クラウドファンディングにはどんな税金がかかる?資金調達時に知っておきたい税の仕組み
独立・開業・創業をする人の中には、これまでのお客さまとのつながりを生かしてビジネスを始める人も多いでしょう。しかし、ビジネスの拡大を図るためには新規顧客の開拓も重要な要素のひとつです。そこでこの記事では、初対面で好印象を与えるテクニックについて解説します。第一印象を良くするために知っておくべきポイントとは?人間関係において第一印象は重要な役割を持つ心理学における「初頭効果」心理学では初頭効果と呼ばれる心理現象がうたわれており、最初の印象が全体の印象を決定づけるとされています。たとえば、以下の内容を見比べてみましょう。①「Aさんは嫉妬深くて強情で知的です」②「Aさんは知的で強情で嫉妬深いです」この2つを比べた場合、①を伝えられた人は「Aさんは嫉妬深い」という印象を感じ、②を伝えられた人は「Aさんは知的」という印象が残ると考えられます。つまり、最初に伝えられた情報が全体の印象となりやすいため、第一印象はその後の関係にも影響を与えるのです。第一印象の決まり方に影響を与える「メラビアンの法則」メラビアンの法則とは第一印象の決まり方に影響を及ぼす法則として「メラビアンの法則」というものがあります。メラビアンの法則は、相手の情報に矛盾がある場合、視覚・聴覚・内容のうちどの印象が優位になるかというものです。結論からいうと、視覚情報が最も優位であるため、見た目を整えておくことが重要だと考えられています。メラビアンの法則が提唱する情報収集の割合では、具体的に視覚情報・聴覚情報・話す内容がそれぞれ何割を占めるかというと、視覚情報が55パーセント、聴覚情報が38パーセント、言語情報が7パーセントです。つまり、見た目・声・話の内容の順に影響を受けるのです。第一印象を上げるためには視覚情報にだけアプローチするのが手っ取り早いように見えますが、どれも一定割合の影響があることを考えると、いずれの情報に対してもアプローチする方が良いでしょう。ここからは視覚情報(見た目)・聴覚情報(声)・話す内容(言葉)の項目ごとに、初対面で好印象と与えるためのテクニックを紹介していきます。第一印象は視覚情報で決まる?見た目の印象を上げる3つのテクニックテクニック(1)清潔な身なりを意識する不潔な見た目は悪印象を与えやすい見た目の印象を上げるには清潔な身なりが大切です。なぜなら、一般的に人は不潔な身なりに対して嫌悪を抱きやすく、たとえオシャレな格好をしていたとしても嫌悪感を与えてしまう可能性があります。髪型など目に見える部分に清潔感を持たせる清潔な身なりは好印象を持たれやすいと考えられているため、特に接客業のマニュアルでは細かく身なりが指示されていることがあります。髪の毛を整える、女性ならナチュラルメイクを心がける、白や薄いピンクなど爽やかな色味の服を着ると、清潔な印象を与えられるでしょう。テクニック(2)姿勢を良くする体や顔の位置によって印象は大きく変わる好印象を与えるためには、話すときの姿勢について意識しておくことも大切です。これはプロカメラマンに教えていただいたことですが、顔を上から撮影すると顔が細く、下から撮影するとふっくらして見えるそうです。被写体とカメラマンの目線が同じ高さの場合は、被写体が体を斜めにすることで奥行きが出たり、目線をレンズに向けることでしっかりとした表情に映るそうです。このように、体や顔の位置がほんの少し変わるだけで印象は大きく変わります。誰かと会話をする際には、話すときの姿勢の違いによって相手に与える印象が左右されることを知っておきましょう。背筋を伸ばすことで自信のある印象に猫背のように背中が丸まっていると自信がなさそうに見えるため、背筋を伸ばし、相手と目を合わせて会話をすることが重要です。姿勢や目線に気を配ることで、自信があり、しっかりしている印象を持ってもらえるでしょう。テクニック(3)自然な笑顔でいる感情がうつる「ミラーニューロン」笑顔はドーパミンという快楽ホルモンを増やすため、笑顔でいることによって自身の気持ちが上がると考えられています。そして、人間の脳にはミラーニューロンという特性があり、アクビがうつるように相手に感情がうつるのです。つまり、自分が笑顔でいれば相手もプラスの感情になりやすく、必然的にあなたの印象も良くなるといえます。作り笑いは相手が気づいてしまう可能性があるため、あくまで自然な笑顔を心がけましょう。第一印象で意識すべき声の要素とは?実践したい3つのテクニックテクニック(4)相手の声のトーンに合わせて話す相手のペースに合わせる「ペーシング」心理学ではペーシングというテクニックがあり、相手のペースに合わせることにより親密度が上がると考えられています。つまり、声のトーンを合わせることで、好印象を持たれやすいといえます。相手の声のトーンが低ければあなたも低めに、相手の声のトーンが高ければあなたも高めに話すなど、トーンを意識して会話をしてみましょう。テクニック(5)相手の話し方にスピードを合わせる「ペーシング」は話すスピードにも使えるペーシングのテクニックはほかにもさまざまで、歩くスピードや呼吸を合わせるものもあります。その中でも実践しやすいのは、話し方のスピードです。会話をする際には、相手が話す速度と同じスピードで発言してみましょう。ただ、スピードを合わせていると気づかれてしまうと、かえって悪印象を与える可能性があります。あくまでさりげなく合わせるように気をつけましょう。テクニック(6)ソの音を意識する経験則にもとづいた営業ノウハウ声のトーンやスピードを合わせるのが困難であれば、ソの音を意識して話してみるのもおすすめです。ソの音を意識して話すと相手に好印象を与えやすいと考えられています。科学的根拠は不明とされているのですが、多くの営業担当者の経験則から営業ノウハウのひとつとして知られており、これまでにも複数の営業担当者から教えてもらいました。ピアノやスマホなどでソの音を確認し、声のトーンを合わせるよう意識してみると良いでしょう。初対面で好印象を与える言葉の使い方とは?誰でもできる3つのテクニックテクニック(7)具体例を挙げて分かりやすくする相手がイメージしやすいたとえを加える伝わりにくい話し方では相手が混乱してしまい、好印象を与えるのは難しいでしょう。話をするときには、具体例を挙げて分かりやすくする工夫が大切です。具体例を用いた会話の例相手「光回線を申し込みたいのですが、プロバイダの意味が分かりません。」あなた「(具体例なしの段階)光回線は、回線契約とプロバイダ契約が必要です。」あなた「(説明に具体例を加える)高速道路でたとえますと、回線業者が高速道路そのもの、プロバイダとは料金所です。つまり、回線契約と窓口であるプロバイダをワンセットでお申し込みいただくことになります。」このように具体例を入れることで、聞く側はイメージしやすくなるのです。ただし、誰でも分かるようなことに具体例を入れると、話がくどくなってしまうので注意しましょう。テクニック(8)相手の言葉をオウム返しする仲間だと認識されやすい「バックトラッキング」相手の言葉をオウム返しすると、無意識的に仲間だと認識されやすく、好印象を与えられると考えられています。この方法をバックトラッキングと呼びます。バックトラッキングを用いた会話の例相手「初対面の人に見積りをお願いすることはないのですが、今回は特別にお願いしてみます。」あなた「今回は特別にお願いいただけるのですね。ありがとうございます。」このように、相手の言葉をオウム返しするだけなので、誰でも簡単に実践できるでしょう。オウム返しする際は、気づかれないようさりげなく行うことが大切です。テクニック(9)反論は肯定してから行う肯定してから反論する「イエス・バット」反論する際にいきなり否定語を使うと、相手を不快にさせてしまう可能性があります。まずは肯定してから反論するように順序立てましょう。このテクニックをイエス・バットといいます。イエス・バットを用いた会話の例相手「契約期間を短くしてほしいんだけど。」あなた「契約期間短縮をご希望なのですね(一旦受け入れる)。ただ、申し訳ないのですが、契約条件はどのお客様にも一律とさせていただいております。」一旦肯定してから反論することによって、相手の心を閉ざすことなく自身の意見を主張できるでしょう。まとめ今回は初対面で好印象を与えられるようなテクニックを、視覚情報・聴覚情報・話す内容に分けてご紹介しました。第一印象はその後の人間関係に影響を及ぼすため、初対面で好印象を与えることはとても重要です。どれも簡単に取り入れられるテクニックばかりなので、早速今日からトライしてみましょう。
心理学のテクニックは日常生活のさまざまな場面で役立ち、オフィスや商談の場などビジネスシーンで活用できるものも多いです。この記事では数ある心理テクニックの中から、ビジネスで使える心理テクニックを紹介します。1つずつ習得し、ぜひ実践してみてください。ビジネスで使える心理学のマル秘テクニック10選&活用事例接点が多いほど好感を持ちやすくなる「単純接触効果」心理学には単純接触効果というものがあり、アメリカの心理学者であるロバート・ザイアンスが論文をまとめたことから、「ザイアンスの法則」と呼ばれることもあります。単純接触効果とは、接触機会が多いほど相手から好感を持たれやすくなるという法則で、知っていると人間関係において有利といえます。単純接触効果の活用事例よく「営業は足で稼ぐ」という表現を耳にしますが、これはまさに単純接触効果といえるでしょう。接点を増やすことで顧客からの信頼を獲得でき、受注へとつなげていくことが可能だと考えられます。ツールを活用して接点を増やす今は携帯電話やメール、WEB商談ツールなども発達しているため、直接訪問以外の方法でも接触機会を増やせます。各種ツールを駆使して顧客との接点を増やすことも視野に入れてはいかがでしょうか。反論に役立つ「肯定的否定」ビジネスシーンでは、相手の意見に対して反論すべきシーンが出てくることもあるでしょう。しかし、反論は相手の脳を不快にさせる性質があるため、反論方法に注意が必要といえます。そこで役立つのが肯定的否定です。相手の発言を一旦肯定し、そのあと否定することで、相手の脳を不愉快にさせずに反論することができるテクニックです。肯定的否定の活用事例顧客「おたくの見積もりは高い。もっと安くしてくれないと他に発注するよ。」あなた「確かに高く見えるかもしれませんね(一旦肯定)。ただ、他社様にはない機能が充実しております(反論)。」まずは肯定的に受け取る準備を肯定的否定は、いきなり「いや、それは違います」「間違っています」と反論するのではなく、一旦相手の言葉を肯定的に受け取ることが重要です。ビジネスシーン以外にもあらゆる場面で使えるので、ぜひ覚えておきましょう。人間関係が円滑になる「ミラーリング」ミラーリングとは、まるで鏡のように相手の言動をさりげなく真似する方法です。心理学には類似性の法則というものがあり、共通の趣味や生い立ち、似ている性格など、類似性がある相手とは親密度が上がると考えられています。逆にいうと、類似性を演出できれば、意図的に親密度を上げることができるでしょう。その方法としてミラーリングが有効といえます。ミラーリングの活用事例相手「うちの会社、最近新たな経営方針が発表されたんだけど、目標が高くて困るよ(我が社でも当社でも弊社でもなく、『うちの会社』が口癖)」あなた「目標が高いのですね。実はうちの会社も目標が高くて大変です(『うちの会社』に表現を合わせる)。」相手をしっかり観察することが大切具体的なミラーリングの方法は、仕草を真似したり、好きなものを合わせたり、口癖を真似したりするなどです。相手をしっかり観察して、さりげなく言動を合わせましょう。二者択一で行動を迫る「ダブルバインド」ダブルバインドとは、意図的な選択肢を使って二者択一にするテクニックです。ビジネスシーンのほか、恋愛のシーンでも活用しやすい方法といえます。たとえば誰かをデートに誘うとき、「映画に行くかカラオケに行くか、どちらがいい?」と誘うと、デートに行くことを前提とした誘い方ができます。デート自体についてイエスかノーの質問をするより、デートを前提とした二者択一にする方が、本来の目的の成功率が上がるといえるでしょう。ダブルバインドの活用事例あなた「24インチか32インチのテレビなら、どちらがご希望ですか?」相手「そうだね。2台目として和室で見たいだけだから、24インチでいいかな。」ビジネスシーンでは、ダブルバインドは売り込みの際によく使われています。この場合、24インチか32インチの二者択一となっており、購入を前提として会話が進められています。このように、前提をひとつクリアした形の二者択一になるよう提案してみてはいかがでしょうか。顧客の信頼が得られる「両面提示」両面提示とは、メリットだけでなくデメリットも伝える方法です。商品やサービスを案内する際、自社との取引を促す際など、多くのビジネスシーンで活用が可能です。たとえば、営業は売り込みをしたいので、基本的にメリットを強調する傾向にあります。そのことは当然のこととして顧客も分かっているため、顧客心理としてはデメリットが気になるわけです。そのため、あえてデメリットも付け加えて説明する方が顧客から信頼されやすくなると考えられます。両面提示の活用事例相手「この電動自転車は乗りやすいですか?」あなた「はい、平地での安定性が抜群ですので、ほかのメーカー様よりおすすめです。ただ、坂道はほかの自転車の方がパワーがあるので、平地で乗ることが多い人に選ばれています。」相手「ほとんど平地で乗るのでこれにします。」メリットとデメリットのバランスに注意両面提示をする際は、メリットより大きくならない程度にデメリットを提示しましょう。ちなみに両面提示は、購入を迷っている相手に有効な手法です。すでに購入を決めている相手に使うと、取りこぼしリスクが高くなるため気をつけましょう。接待で役立つ「ランチョンテクニック」ランチョンテクニックとは、食事中の要求は相手に飲んでもらいやすいというものです。食事中は心が無防備になりやすく、相手を無意識的に受け入れやすくなります。そのため、接待は相手の心を開きやすい方法だと考えられます。ランチョンテクニックの活用事例ランチョンテクニックを活用するには、飲食の場を設定するところが肝となります。「スケジュールが詰まっているので、お昼に食事でもしながら相談させてください」「外回りされているついでに、お茶でもしながらお話しましょう」など、さりげなく相手を誘いましょう。逆効果になることも?心理テクニックは使い方に要注意!誤解が多い「メラビアンの法則」メラビアンの法則とはメラビアンの法則とは、第一印象が影響を与えるのは視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報が7%というものです。そのため、「外見を清潔にしておくことは重要だ」などと見た目を向上させることの重要性を説くセミナーなどが多いようです。メラビアンの法則の前提条件は、「情報に矛盾がある場合」ただ、ここには誤解があるといえます。メラビアンの法則には「矛盾した情報を受け取った場合」という前提条件があるのです。矛盾した情報を受け取る例として、顔は笑っているのに話の内容は厳しい指摘であるケースなどが挙げられます。ここまでの内容を総合すると、「矛盾した情報を受け取った場合、第一印象は視覚情報に引きずられる傾向にある」と言うことができるでしょう。テクニックとしてメラビアンの法則にこだわる必要はありませんが、「情報に矛盾があるという前提条件のもとでは第一印象に影響を与える」ということを知っておくとよいでしょう。まとめ心理テクニックは膨大な数がありますが、ここではビジネスで使えるものだけをピックアップしました。生兵法によるケガとならないよう、繰り返し練習してからビジネスシーンで実践することをオススメします。それによって業務成績がアップしたり、人間関係が向上したりするなど、さまざまな恩恵が受けられるでしょう。
「起業したい気持ちはあるけれども、リスクを考えると踏み出せない」という人は多いのではないでしょうか。しかし、会社員が副業として開業する場合、会社を辞めて独立するよりも低リスクで事業をはじめられます。この記事では、会社員が開業する方法とメリット・デメリットについて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。あわせて読みたい会社員は副業OK?NG?副業をはじめる際の注意点やポイントを解説結婚相談所を独立開業したい人必見! 起業する前に知っておきたいポイントを解説会社設立の流れとは?手続きに必要なもの&申請方法をわかりやすく解説!ネット起業って実際どう?ネット起業の魅力&成功させるポイントまとめ会社員が副業で起業するのは簡単!その理由とは?安定収入があると低リスクでスタートできる経営には一定のリスクがありますが、副業からスタートすれば完全に独立して起業するよりも低リスクで事業を始められます。会社を辞めて独立すると収入がない状態からのスタートとなるため、事業が軌道に乗るまでは生活が苦しくなるケースもあります。一方、副業で起業をすると、本業の安定収入という大きなアドバンテージが残ります。副業が軌道に乗るまで時間がかかったり、うまくいかなかったりしたとしても、生活に与えるダメージが少なく済むでしょう。副業を許可する企業が増えている厚生労働省は、2018年(平成30年)1月にモデル就業規則を改定し、副業を容認する形としました(第14章第67条)。つまり、国の政策として副業を解禁したのです。その結果、多くの企業が副業を許可しています。たとえば、ソフトバンクやLINEのようなIT関連のほか、丸紅のような商社、サントリーホールディングスやパナソニックなどのメーカーに至るまで、名だたる企業が副業を許可しています。起業に失敗しても、途中で辞めやすい失敗が怖くて起業に踏み出せないという人に質問です。いつでも事業をストップできるなら、起業してみようと思いますか?「はい」と答えた人は副業での起業がおすすめです。副業で起業をする場合は、事業がうまく軌道に乗らずに辞めたいと思ったとき、これまでどおり社会人としての生活を送ることが可能です。生活基盤があるため、始めやすく辞めやすいのです。ただし、借り入れがある場合は返済が必要になるので、完全に元通りの生活には戻りにくい可能性があります。もし可能であれば無借金ではじめられる副業がより好ましいでしょう。会社員が開業するメリットとは?社会人としてのスキルが上がる会社員が開業するメリットのひとつに、社会人としてのスキル向上が期待できる点が挙げられます。たとえ副業とはいえ、起業をすると経営者目線で物事を見る習慣ができるかもしれません。そうなると、会社員としての本業に対しても意識が変わります。副業が本業によい効果をもたらせば副業の基盤も強くなるわけですから、好循環となるでしょう。ビジネスの基礎を学びやすいさらに、副業をするとビジネスの基礎を学びやすいとのメリットがあります。会社員の場合は役割分担された仕事が多く、与えられた役割に関しては遂行できるようになれますが、役割が変わるとゼロから覚えなくてはなりません。たとえば、部署や職種が変わると新たに仕事を覚える必要があります。副業は仕事の受注から遂行、代金の回収まで全て自己責任です。副業で起業をすると、会社員では学べなかったスキルやノウハウを学びやすいのです。成功すれば収入が増えるシンプルなメリットとして、副業が成功すれば収入が増えます。会社員の場合、歩合給でない限り、収入の大きな変動はありません。しかし、副業は頑張った分だけ収入が増えやすいので、やりがいにもつながるでしょう。節税につながる副業からの起業は節税しやすいというメリットもあります。たとえば外食をした場合、それが仕事の打ち合わせであれば経費として計上できます。仕事で使うのであれば、PC購入費用、携帯電話料金、インターネット・電気代の一部なども経費になります。これらを経費計上することによって節税効果が期待できるでしょう。リスクヘッジになる副業によって収入が増えることは、リスクヘッジになります。もし勤めている会社が倒産したり、自分がリストラにあったりしても、副業により収入を確保できます。東京商工リサーチによると、2019年(令和1年)の倒産企業の平均寿命は23.7年です。この数字を見ると、一生同じ会社で勤めようと思っても、途中で倒産するリスクも一定程度あることがわかります。2019年(令和1年)の倒産企業のうち、社歴30年以上の老舗企業32.4%ですので、老舗企業に勤めていても絶対に安心とはいえません。心にゆとりができやすい副業での起業には、心にゆとりができやすいというメリットもあります。たとえば本業で失敗しても、他に打ち込めるものがあれば、気持ちを切り替えやすくなり、結果として心のゆとりにつながります。本業以外にも意識が向くことで、本業のストレスを発散しやすくなるのは大きなメリットです。会社員が開業するデメリットとは?融資を受けられないケースがある起業する際には、開業資金を得る手段として融資を受けることがあります。銀行や日本政策金融公庫からお金を借りて運転資金を得るのは一般的な方法です。しかし、副業の場合には融資を受けられないケースがあります。というのも、お金を借りることができるのは、代表者が本気でそのビジネスに取り組んでいるときのみです。副業とはいえ、本業と同じくらい業務を行っていることが前提となります。たとえば、お金を借りて誰かにビジネスを任せる場合などは借入れが困難な場合があります。詳しい条件は融資元によりますので、銀行や日本政策金融公庫の担当者に相談しましょう。本業とバランスをとる必要がある本業とのバランスが必要という点も副業のデメリットの一つです。たとえば、本業で残業しなければならないのに副業の納期が迫っているなど、両立が難しいケースも出てきます。副業に力を注ぐあまり、本業が疎かになっては本末転倒です。本業とのバランスに配慮し、できる範囲で始めることが大切です。オーバーワークになりやすいオーバーワークになりやすいというデメリットも考えられます。副業は会社から帰ったあとの時間や休みの日に行うわけですから、休める時間が減ってしまいます。自分が進んで行う仕事だと夢中になってしまうことも多いため、気が付けば睡眠時間を削っているというケースも考えられます。オーバーワークにならないように、きちんと休みを設定するようにしましょう。家族との時間が取りにくい副業で起業をしている人によくある悩みとして、家族との時間が極端に減ってしまうことが挙げられます。副業を始める前は、仕事から帰ってゆっくりと食事をし、コミュニケーションを取ることができていても、副業を始めてからは自ずと副業に専念する時間が必要になります。休みの日も副業に追われ、家族との時間が減ることも考えられるでしょう。本業の時間、副業の時間、家族との時間をあらかじめスケジュールに組んでおくことが大切です。副業から起業するおすすめの方法隙間時間に稼げるクラウドソーシング副業から起業するにはクラウドソーシングを活用するのが手軽です。クラウドソーシングとはネット上で案件の受注ができるマッチングサービスで、ネット上で相談や契約、代金回収まで行えます。【ポイント】仕事内容は多岐に渡る仕事の内容はデータ入力やライティング、システム開発、翻訳など多岐に渡り、数万件という膨大な案件が扱われています。主婦がお小遣い稼ぎに利用したり、会社員が副業で活用したりするほか、本業で利用している人もいます。クラウドソーシングサービスはクラウドワークスやランサーズが有名ですが、ほかにもさまざまなサービスが存在します。サラリーマンに人気のYouTuber最近ではYouTuberとして副業を始める人が増えています。サラリーマンYouTuberと名乗って動画を投稿している人も多く、会社員でも始めやすいことが伺えます。YouTuberは動画閲覧者に広告が表示されることで、広告料金を稼ぐというビジネスモデルです。無料で利用できるためリスクがほとんどありません。【ポイント】コンテンツ作りの地道な努力が不可欠YouTuberとして副業を始めるなら、多くの人に見てもらえる動画をアップするなど地道な努力が必要です。広告料金は常に変動するので一概にいえませんが、目安としては1再生あたり0.1円だといわれています(2020年6月現在)。会社員経験が活かせるアフィリエイトアフィリエイトとは、自身のサイトやブログに広告を設置し、クリックされたり成約につながったりした場合に収入が得られる方法です。自身のサイトやブログにアクセスを集めなければなりませんが、元手がほとんどかからないため始めやすい方法です。地道な継続が必要なので、性分に合う・合わないがあると思います。経験談をコンテンツにするとネタが尽きにくいでしょう。たとえば、就活系記事で会社員経験をコンテンツとすれば、オリジナル性の高い記事を継続して書くこともできます。【ポイント】SEOの知識を身につけることが大切自身のサイトやブログにアクセスを集めるためには「SEO対策」が必要です。SEOはSearch Engine Optimizationの略で、Google等の検索エンジンで上位表示されるためにおこなう対策です。SEO対策はネットや書籍で学べますので、参入前に知識を付けておきましょう。女性も多いネット販売ネット販売は小資本で行えるビジネスです。たとえば、自身が制作した小物・アクセサリーを販売すれば、販売額と制作費の差額を得ることができます。また、仕入れた商品・使わなくなった商品をアプリ等で販売すれば、収入を得ることができます。ただし、需要以上に商品を仕入れた結果、在庫リスクを抱えるケースもありますのでご注意ください。【ポイント】売れ筋商品を見極める力が必要売れ筋商品ができると、月収が100万円を超える人も珍しくありません。売れ筋を見極めることが成功のカギですので、ネット販売に関するハウツー本をチェックしてみるのもよいでしょう。仕入れがいらない無形サービス仕入れが必要なビジネスはその分だけリスクとなりますが、仕入れがいらない無形サービスであれば先述の在庫リスクを回避できます。無形商材といってもさまざまですが、たとえば心理カウンセラー、コーチングのコーチ、コンサルタント、占い師などがあります。何らかの専門知識・スキルがあれば、無形サービスでの副業を考えてみるのもよいでしょう。【ポイント】集客力が命運を分ける無形サービスは集客によって成り立つものです。集客するためにはメディアへの露出、広告宣伝、口コミ作りなどさまざまな工夫が必要です。一つの工夫で一気に集客できるわけではありませんが、副業に慣れながら徐々にペースを掴んでいくことができるでしょう。開業時に知っておくべき基礎知識開業届を提出する独立して個人事業主になる際には、開業届の提出が必要です。実は、副業で開業する場合にも開業届を提出しなければなりません。事業により継続して利益を得る目的の場合、本業でも副業でも開業届が必要となります。開業届は国税庁HPからダウンロードが可能です。内容を記入の上、お住まいの地域を管轄する税務署に提出しましょう。青色申告承認申請書を提出する青色申告を希望する場合、開業届を提出する際に「青色申告承認申請書」も提出しましょう。開業してから2カ月以内に手続きすれば、確定申告で青色申告特別控除を利用可能になります。経費に加えて最大65万円の特別控除が受けられるため、節税につながります。顧問税理士を検討する副業で開業したら、顧問税理士を検討しましょう。副業で得る額にもよりますが、税理士に定期的なアドバイスをもらったほうが、節税による支出削減が期待できます。たとえば、「そろそろパソコンを購入してもよいですよ」「今のタイミングでふるさと納税を〇〇円分してください」などのような助言を得ることができます。税理士の顧問契約の相場は、月額1万円~2万円のところが多い(ただし確定申告費用は別途10万円前後)です。まとめ副業での起業は、低リスクから行えるためおすすめの方法です。始めやすい副業には、クラウドソーシング、YouTuber、アフィリエイト、無形サービスなどがありますが、ほかにも自身の得意分野で探してみるとよいでしょう。ここで紹介したメリット・デメリットなども踏まえながら、無理のない範囲で小さなことから徐々に始めてみるのはいかがでしょう。あわせて読みたい結婚相談所を独立開業したい人必見! 起業する前に知っておきたいポイントを解説会社員は副業OK?NG?副業をはじめる際の注意点やポイントを解説会社設立の流れとは?手続きに必要なもの&申請方法をわかりやすく解説!ネット起業って実際どう?ネット起業の魅力&成功させるポイントまとめ
収入アップや失職リスクヘッジのために副業を希望する企業勤めの人もいるのではないでしょうか。そこで気になるのが「会社員は副業をしてもよいのかどうか」という点です。当記事では、会社員が副業をする際に注意すべきポイントをご紹介いたします。そもそも会社員は副業をしてもよいのか?政府は副業を解禁している会社員の副業について、政府としては副業を容認する方針となっています。厚生労働省は、2018年(平成30年)1月にモデル就業規則を「副業容認」の内容に改定しています。労働者が現行法の中で注意すべきガイドラインは「副業・兼業の促進に関するガイドライン」と名付けられており、副業は推進されていることが分かります。副業を許可する会社は増えている副業を認める企業は続々と増えており、たとえば、株式会社サイバーエージェントやソフトバンクグループ株式会社は副業解禁を発表しています。先進的といわれるIT関連だけでなく、アサヒビール株式会社や佐川急便株式会社、株式会社ダスキン、みずほフィナンシャルグループなども副業を解禁しています。ほかにも多くの企業が副業を認めており、政府の方針に追随する形となっています。派遣との掛け持ちも可能副業にはさまざまな種類がありますが、派遣との掛け持ちは可能なのでしょうか?実は、法律上は何の問題もありません。たとえば平日は会社員、土日は派遣のダブルワークといった働き方も可能です。ただし、派遣会社にも雇用されることになるため、派遣会社のルールについても確認する必要があります。会社員は副業をすべき?副業は終身雇用崩壊に備えたリスク分散日本社会においても終身雇用が崩壊してきており、会社の倒産やリストラに遭う可能性は誰にでもあると言えます。一般的に、定年までは40年近く働くことになりますが、倒産企業の平均寿命は23.7年(東京商工リサーチ:2019年(令和元年)のデータより)となっています。一生同じ会社で働けない可能性があるのであれば、副業によるリスク分散を視野に入れるのも一手ではないでしょうか。会社員がアルバイトや請負で副業をする際の注意点就業規則で認められているかをチェックアルバイトや請負で副業をする場合には、今働いている会社の就業規則について確認する必要があります。副業を解禁する会社が増えているものの、あなたの会社が解禁しているとは限りません。禁じられている副業をしてしまうと、就業規則に基づくペナルティーが科せられる可能性もあるので、あらかじめ確認しておきましょう。副業NGなら上司に相談もし、基本的に副業NGな企業であっても、例外を設けている会社もあります。すぐ諦めずに、上司や担当部署に事情を相談してみるのが良いでしょう。規則ではNGでも、会社側の柔軟な対応によって認められるケースも考えられます。実際私が過去に努めていた会社は、就業規則では副業NGでしたが、リーマンショックの際には副業を認めてくれました。就業規則の改定が社会情勢に追いついていないケースも考えられ、相談することによって認めてくれる可能性もあるでしょう。住民税で副業がバレるリスクもしも会社に内緒で副業をする場合には、副業が会社に知られてしまうリスクを想定しなければなりません。会社に知られないようペンネームや顔出しNGで副業をする人もいますが、収入増加で住民税が高くなり、結局バレてしまうケースもあるのです。住民税は、自分で納税する「普通徴収」と、勤務先が給料から差し引く「特別徴収」があります。普通徴収を選べば知られにくいものの、それでも勤務先に送られる「特別徴収税額通知書」で知られてしまう可能性はあります。いずれにせよ、勤務先に副業をしていると知られることは覚悟しておくほうがよいでしょう。相談できる窓口が社内にあるのであれば、あらかじめ相談しておくと良いでしょう。詐欺まがいの副業に要注意副業希望者に初期費用を払わせて儲けを得る副業提供業者など、副業の中には詐欺まがいのものも存在します。せっかく初期費用を払っても、十分なフォローを受けられずに収入が得られない可能性があるため、副業を探す際は注意しましょう。もちろん初期費用を徴収する仕事の中にもまっとうなものはありますが、副業に慣れていない初心者のうちはスタートアップで費用がかからないものを選び、できる限りリスクを回避する選択肢を選ぶのがおすすめです。単発の仕事は労力が大きいアルバイトにせよ請負の仕事にせよ、単発の仕事は労力が大きいと考えられます。というのも、たとえ高単価の仕事だったとしても、単発で終われば次の仕事を探さなければなりません。仕事を探す作業には費用が発生しないため、高単価の仕事でも平準化すると低単価になります。なるべく長期継続の仕事を選び、段取りの時間を減らすように努めることがポイントでしょう。働きすぎに注意副業をする上では、副業によるオーバーワークにも気をつけましょう。休みの日や、本業からの帰宅後に夜遅くまで副業をすることで、本業の仕事がおろそかになることも考えられます。副業をすることによって本末転倒にならないよう、仕事のバランスに配慮しましょう。会社員が自己集客型の副業をする際の注意点請負の仕事ではなく、自己集客型のような自前の仕事をするときにも、さまざまな注意点があります。自己集客型の仕事とは、たとえばイベント・セミナー主催やコンサルティング、ネットショッピング、情報商材販売など、請負以外の仕事全般です。公序良俗に反する可能性がある仕事は避ける自己集客型の副業において、仕事内容が公序良俗に反するもの・反社会的なものになっていないかどうかは要注意です。違法な商品を取り扱ったような場合、勤務先から解雇などのペナルティーを受ける可能性も考えられます。また、違法性が高い場合には罰金や逮捕の可能性もありますので、ビジネスモラルに留意しましょう。お金をかけずにスタートすべき自己集客型の副業をするなら、まずはお金をかけずに副業を始めてみましょう。スタートダッシュのために広告費をかけたり、システム導入にお金をかけたりしても、うまくいかなかったときには大きな損失になってしまいます。ビジネスのノウハウを勉強中の副業初心者にとっては、お金を出して損失のリスクを抱えるよりも、知恵や知識を養うことが大切です。まずは、スタートアップに必要なお金を稼ぐところから学ぶことをおすすめします。そこに副業成功のエッセンスが詰まっているとも考えられ、今後副業を進める上でも損にはならないでしょう。ミスもすべて自己責任になる自己集客型の副業は、ミスのリカバリーやクレーム対応、訴訟された際の対応など、何でも自分で対処しなければなりません。そのため、事前にリスクを想定しておく必要があります。たとえば、会社で仕入れの発注をミスした場合は、上司から注意を受けたり、始末書を書いたりするだけで済むかもしれません。しかし、自己集客型の仕事で発注ミスをすれば、全額自己負担となります。自己集客型の副業をするということは、すべての責任を自分が引き受ける覚悟が必要といえるでしょう。まとめ会社員でも副業は可能ですが、就業規則で認められているのかどうか、事前の確認が必要です。認められていない場合でも許可してくれるケースも考えられるため、上司に相談してみるのも良いでしょう。ただし、自己集客型の副業をする際にはいくつかの注意点があります。すべてが自己責任になる点には留意しつつ、積極的にトライしてみましょう。
株式会社の設立や個人事業主として事業を立ち上げる際、元手となるお金はどうやって用意すればよいのでしょうか?この記事では、開業におすすめの資金調達方法を紹介します。これから起業する人、創業して間もない人はぜひ参考にしてください。1.自己資金を貯めて安全に独立する方法慎重派の人におすすめなのが、自己資金を貯めて独立することです。起業するということはリスクを取るということでもあります。どれだけ入念に計画を立てても、ゼロリスクであるとはいえないでしょう。しかし、自己資金の範囲で起業すれば、借金を背負うリスクを減らすことが可能です。まずは無理なくできることから、開業のための自己資金の貯め方について検討してみましょう。少しずつ積み立てて開業資金を準備するまず、安全に自己資金を貯めて開業資金を準備する手段として、積立が挙げられます。現時点で会社勤めをしている場合は、給料の中から少しずつ開業資金を積み立てていきましょう。副業や定期預金を検討する現在の勤務先が認めているのであれば、副業による新たな収入源確保は資金準備の助けになるでしょう。せっかく積立を始めたり新たな収入源が確保できたりしても、使ってしまうと思うように開業資金が貯まりませんので、自動引き落としの積立式定期預金を利用するなど半強制的に貯める工夫をすることも考えてみてはいかがでしょうか。投資によって開業資金を準備するより堅実な投資方法を選ぶ別の方法としては、投資で資産形成することも考えられるでしょう。大きなリスクを取って大きなリターンを目指す株式投資ではなく、つみたてNISAなどの長期・分散・積立投資がおすすめです。投資である以上は元本割れのリスクはありますが、株式投資などと比べると安全性の高い運用も可能です。すべてのお金を投資に回す方が賢明?預貯金は低金利であるため、すべてのお金を投資に回した方が効率的と考える人もいるのではないでしょうか。しかし、先ほどお伝えしたように投資は元本割れのリスクを考慮する必要がある商品です。預貯金と安全性の高い投資商品を組み合わせ、ご自身の計画に合ったプランを設計する必要があります。バランスの取り方などについては、銀行等でプロに相談することをおすすめします。スモールビジネスで開業資金を準備する身近なものに目を向けるだけでも、開業資金を準備できるケースがあります。たとえば、メルカリやヤフオクで不用品を販売し、その売り上げを元手にビジネスを始めたという人もいます。これはあくまでも一例ですが、このようなスモールビジネスで開業資金を得る方法もあります。このような方法は、マーケティングセンス(売れ筋商品の把握など)や営業センス(商品のアピール方法の考案など)を磨く訓練の場にもなると考えられます。2.補助金や助成金を活用したお金の集め方各自治体は地域活性化を目的とした企業誘致のため、さまざまな補助金・助成金制度を設けています。これらの制度を利用した場合、返済の必要がありませんので、負担なく資金調達ができると考えられます。補助金や助成金を利用して資金調達する方法もおすすめです。地方自治体はさまざまな補助金、助成金を随時発表しているため、こまめにチェックするとよいでしょう。創業促進補助金で経費の一部を調達創業促進補助金とは創業促進補助金は経済産業省系の補助金で、最大200万円まで利用でき、補助率は2/3となっています。中小企業基盤整備機構のサイトを定期的にチェックし、公募されていたら問い合わせましょう。採択率が3割程度であることなどに注意創業促進補助金は創業前だけでなく、創業後にも申し込み可能です。ただし、採択率が3割程度であることや、後払いのためにそれまでの資金が必要なこと、利益が上がったら返済が必要となるケースがあることには注意しましょう。創業でももらえる再就職手当再就職手当とは再就職手当は雇用保険の受給資格者がもらえるものです。新たに会社勤めしたときにしかもらえないわけではなく、実は起業した場合にももらうことができます。会社を退職して起業する場合には、お住まいの管轄のハローワークに相談してみましょう。待機期間に注意退職から1年以内であれば申請対象となりますが、自己都合退職の場合は待機期間終了後1カ月が過ぎていないともらえません。つまり、退職してすぐに起業した場合は受け取れないので注意が必要です。3.ファンドや個人投資家から出資を受けて開業する方法創業時の経営を支援してくれるファンドや、成長初期の経営を支援してくれるファンドは数多く存在します。また、ベンチャー企業に出資してくれるエンジェル投資家もいます。ファンドや個人投資家からの出資は借金ではありませんので、スタートアップ時の大きな助けとなるでしょう。ファンドからの出資で開業ファンドとはファンドとは、投資家たちからお金を集めて投資を行い、その利益を分配する仕組みです。既存企業への投資をするだけでなく、創業時に支援するファンドも多くあります。自治体、銀行、信用金庫、独立行政法人など、さまざまなところが数多くのファンドを組んでいます。ビジネス成功のものさしにもなり得るいずれにせよ、ファンドによる支援を受けるには経営計画や資金計画を求められ、本当に利益を生みそうな内容でなければ支援を得るのは難しいといえます。資金調達と同時に、ビジネス成功のものさしにもなるといえるでしょう。個人投資家からの出資で開業エンジェル投資家とはエンジェル投資家は、主にスタートアップ資金を出資する投資家です。エンジェル投資家に資金を援助してもらう代わりに、新株引当権を割り当てたり、株に転換できる社債を割り当てたりといった還元方法が考えられます。前者を第三者割当増資、後者を転換社債型新株予約権付社債(CB)といいます。これらにより、双方がメリットを得られる関係となるのです。マッチングサイトを活用するエンジェル投資家を探すにはマッチングサイトを利用するとよいでしょう。有名どころではFounderやグッドエンジェルなどがあります。4.クラウドファンディングで会社設立資金を集める方法クラウドファンディングとはクラウドファンディングは、数百円から数千円という少額から、起業家や中小企業に出資するサービスです。クラウドファンディングのプラットフォームで出資募集をすれば、内容に賛同してくれた人がお金を出してくれる仕組みです。不特定多数の人からお金を集めやすいため、新たな資金調達モデルとして普及しています。(例)日本最大級の「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」日本最大級のクラウドファンディングサイトといえば「CAMPFIRE」が挙げられます。社会貢献やアートのほか、ファッション、ビジネス、パフォーマンス、ジャーナリズムなど、さまざまなジャンルを取り扱っています。5.銀行などから融資を受けて創業する方法借金をせずにお金を集めるに越したことはありませんが、事業規模や内容によっては借金が必要な場合もあるでしょう。借金と聞けば抵抗感を覚える人もいるかもしれませんが、起業する場合に借入れをすることは一般的な方法といえます。起業する際にどこから融資を受けるのかは人それぞれですが、いずれにしてもしっかりとした事業計画を立てて審査に備えることが大切です。銀行から借りる銀行から融資を受けることは、起業する際のオーソドックスな方法といえます。銀行とひと口に言っても、メガバンク、ネット銀行、地方銀行がありますが、地域密着型の地方銀行から融資を受けることが現実的といえるでしょう。以前は担保を重視して融資が行われてきた傾向がありますが、最近はビジネスモデルを重視して融資する銀行が増えており、事業の収益性と将来性が前提であると考えられます。日本政策金融公庫から借りる日本政策金融公庫からの借入れもよく利用される方法です。新規開業資金制度や新創業融資制度など、立ち上げ期に必要なお金を融資してもらえます。新規開業資金制度はハードルが高いため、現実的なのは新創業融資制度と考えられます。1.25%~3.0%の金利で、最高1,000万円まで借入れ可能です。自己資金の額や事業計画を踏まえて審査が行われ、無担保無保証人で借り入れできることもあります。審査の結果については、2~3週間ほどで担当者より連絡が入るのが一般的なようです。借入れによる資金調達方法の注意点借りたお金は自分のお金ではない資金調達の際、まとまったお金が入ったことで金銭的ゆとりがあると勘違いし、借りたお金を浪費しないように注意しましょう。私の周りの経営者の中には、「融資金額が入ったらお金持ちになったと勘違いしてしまう」と言う人がいます。借入れ前に予定のなかった投資や出費は控え、経費の無駄遣いに十分気を付けましょう。資金繰りは最大限に注意する借入れをした場合、のちに返済しなくてはなりません。返済日にキャッシュが不足することがないよう注意が必要です。たとえば、納品から顧客の支払いまでに時間差があるケースも考えられます。顧客の支払い日と借金の返済日の兼ね合いについて、きっちり管理しておきましょう。黒字でも倒産する可能性があるキャッシュフローの管理ができていない場合、黒字なのに倒産してしまうことも考えられます。2018年(平成30年)に公開された東京商工リサーチの「倒産企業の財務データ分析」調査によると、倒産企業の47.7%が黒字となっており、いかに黒字倒産に気を付けるべきかがわかります。資金繰り管理表を作るなど、キャッシュフローをしっかりと把握しておきましょう。消費者金融の安易な利用は控えるべき開業資金を消費者金融から借りる方法はおすすめできません。消費者金融の金利は、年率3.0%~18.0%と高金利です。事業を開始したばかりの頃は安定的な売上を計上するだけでも大変だと考えられるため、高い金利を支払い続けることは大きな負担となるでしょう。起業・独立時に活用したい創業支援サービス西日本シティ銀行の創業応援ローン自己資金や補助金、ファンドなどで調達できない分は借入れをすることになりますが、福岡県内で起業する場合、筆者は西日本シティ銀行に注目しています。また、NCB創業応援ローンというサービスを提供しています。金利は審査にて決められ、最大2,000万円まで借入れ可能です。福岡県内で創業を予定している人や、創業5年未満の法人・個人事業主が対象ですので、該当する場合はぜひ相談してみましょう。さまざまな創業支援サービスがある西日本シティ銀行は、ほかにもさまざまな創業支援サービスを提供しています。たとえば、ネットバンクやクレジットカードなどで年会費が優遇される「NCB創業応援パック」や、機械設備などのリース窓口になってくれる「NCB創業支援リース」、創業カウンセラーが相談に乗ってくれる「NCB創業応援サロン」など、いずれも創業時に役立つサービスばかりです。融資と一緒に、これらのサービスも検討してみましょう。まとめ創業時の資金調達は、自己資金や補助金、ファンドからの出資だけでなく、クラウドファンディングからの出資、銀行などからの融資などの方法があります。ビジネスモデルが入念に定まり次第、これらのうちいずれか、もしくは複数の方法で資金調達を検討してみましょう。あなたのビジネスが軌道に乗り、成功されることを願っています。※本記事に掲載している内容は2020年6月29日現在の情報に基づくものです。■投資信託についてのご留意事項投資信託は預金商品ではなく、元本の保証はありません。投資信託は各商品が投資している株式・債券・リート等の価額変動、また為替の変動等により、損失を被り、投資元本を割り込むおそれがあります。投資信託をご購入の際は、最新の目論見書等を必ずご覧いただき、内容をご確認のうえ、ご自身でご判断ください。商号等:株式会社西日本シティ銀行 登録金融機関 福岡財務支局長(登金)第6号加入協会:日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会